これほどの人気者にも関わらず、本人はシャイで、人前に出ることを嫌います。そしてまた、映画音楽作曲として有名---有名過ぎるほど---であることに、割り切れなさを感じているようです。
そして最後に、彼の音楽にしばしば聴かれる耽美的な瞬間。『ウェスタン』のジルのテーマや、『プロフェッショナル』の「Chi Mai」、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の「コックアイズ・ソング」、『ニュー・シネマ・パラダイス』などの安らぎに満ちた響きはその代表例ですが、これらは昨今の"癒し"系音楽の先駆だったわけです。
現代音楽もモリコーネの後を追うように、グレツキの交響曲第3番「悲歌」Op.36やアルヴォ・ペルトの諸作をきっかけに一斉に調性復帰・静寂志向へと流れを変えたのです。
ミュージック・コンクレート (響きの追求) + 即興性 + ミニマル
・ミュージック (繰り返しの恍惚) + 癒し系
と言えると思います。
おや? モリコーネを語るだけで戦後現代音楽の歴史をおさらいできてしまう!
エンニオ・モリコーネ。とんでもない才人ですね。
=モリコーネ:歩みと作品=
風変わりな現代音楽のホープ
エンニオ・モリコーネは1928年11月10日、イタリアの首都ローマで生まれました。
父親マリオはトランペット奏者で、ジャズ楽団や歌劇場、さらには初期トーキー映画の録音セッションと、至る所で演奏していました。
エンニオは小さい頃から父親のバンドに出入りして、ポピュラー音楽とクラシックの両方に親しみます。
6歳で作曲を始めるという早熟振りを発揮していたこの子は、トランペットを習うため、1938年、わずか10歳でローマのサンタ・チェチーリア音楽院に入学しました。
演奏するのが大好きな楽器はトランペットだ。ちょうど私の父がそうだったように。
私が音楽院に入ったのもこの楽器の奏法を学ぶためだった。だが私の先生は作曲を勉強するよう指示した。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
そこで1943年、15歳のモリコーネは、まず和声法の勉強を始めます。
私は和声法のコースを取った。この特別講習には私を含めて二人しかおらず、それが4年間続いた。
実際には私は講習全体を6ヶ月で終えた。講師が説明する以前に知っているというのは妙な気分だったね。先生は作曲を勉強するよう私に言ったけど、それは彼がいつも私がやったものを他の学生の手本として見せるためなんだ。
[1987年、BAM誌の Jerry McCulley との対談で]
なかなか出来が良かったようですね。
和声学の先生から熱心に勧められたモリコーネは、作曲の道に進むことを決心しました。
ところでモリコーネはこの頃から、音楽院での勉強と並行してバイトに精を出すようになります。
当時イタリアは連合国に無条件降伏し、逆に連合国と共に北イタリアのナチス傀儡政権と戦っていました。このためローマには多数の連合国兵士が駐留していました。
そこで兵士が泊まっているホテルでは、兵士たちを喜ばせるためにジャズを演奏する楽団を雇っていました。モリコーネがトランペットを吹きに行ったのはそんな高級楽団の一つでした。彼のパートは第2トランペットでした。なぜトップ (首席) になれなかったかと言うと、その座には彼のお父さんマリオが占めていたからです(!)。
モリコーネは1946年頃から盛んに習作的な歌曲を書き始め、また軽音楽のアレンジのバイトなども始めます。間もなく本格的な劇場から劇音楽の依頼も来るようになり、在学中にも関わらず、すっかり売れっ子の若手アレンジャーとして知られるようになりました。
また1950年には若い美女マリア・トラヴィアとも恋に落ちました。
私的事情に忙しいように見えるモリコーネですが、決して音楽院での勉強の手を抜いていたわけではありません。
作曲の勉強は順調にはかどり、間もなく、当時イタリアでダッラピッコラと並んで有名だった中堅作曲家ゴッフレート・ペトラッシから教えを受けるようになります。
そして、ペトラッシはこの頃12音技法に凝っていたのです。そのため、モリコーネも先生の影響を受け、現代音楽に強い興味を抱くようになりました。
ここでいう現代音楽とは「現代の音楽」ではなく、無調・前衛手法を使った実験的な「ゲンダイオンガク」のことです。
第2次世界大戦が終わり、廃墟と化したヨーロッパでは、伝統と無縁の、全く新しい音楽の試みが始まっていました。その中心は西ドイツ、ダルムシュタットのクラニヒシュタイン音楽学校で毎年夏に行われる「国際現代音楽夏期講習」でした。
1946年に始まったこのセミナーは、最初は戦前にシェーンベルクらが始めた「12音技法」を消化することから始まりました。
「12音技法」とは、無調音楽の一種で、1オクターブの中に含まれる12の半音を必ず1個ずつ使った12の音から成る音列 (セリー) を作り、これを様々に組み合わせて曲を書いてゆく方法のことです。
なぜこんなことをするかというと、完全な無調音楽を目指したからです。普通「ハ長調 (Cメジャー)」とか「ホ短調 (Eマイナー)」とかいう調性は、必ず最後に「ハ (C)」とか「ホ (E)」といった「中心音」に帰る性質を持っています。逆に言えば、中心音が存在する限り、その音楽は多かれ少なかれ調性感を持つということです。いかに無調に聞こえても、同一の音が頻繁に何回も現れては、完全な無調性とは言えません。これを避けるために1オクターブ中の12半音を平等に使い、中心音の存在を否定するのが「12音技法」なのです。
12音音楽は1948年以降急速に広まり、1949年にはフランスの作曲家メシアンが12音セリーの考え方を一歩進め、音階だけでなく、リズムや強弱にも決まった組み合わせ(セリー)を導入しました。これはブーレーズ (今ではクラシック指揮者として有名) らの「ミュジック・セリエル」に発展していきます。
同時に1948年以降、フランスではテープを編集した「ミュジック・コンクレート(具象音楽)」の試みが始まります。
このように、モリコーネが作曲を学んでいた時期は、正に現代音楽が産声を上げ、これから大発展をはじめようという時代に当たっていました。モリコーネが現代音楽に魅せられ、興奮したのも無理からぬことです。
しかも、現代音楽を担う若き3人の天才の一人が、同じイタリアから彗星のように登場していました。
彼の名はルイージ・ノーノ (1924〜1990)。ヴェネツィア音楽院でマリピエロに作曲を学び、のちマデルナとシェルヘンに師事し、12音音楽の基礎をしっかり身に付けた俊英です。シェーンベルクの娘ヌリアを妻とする彼は、1950年のダルムシュタット夏季音楽講習で注目を集めて以来、ドイツのシュトックハウゼン、フランスのブーレーズと並び、「現代音楽三羽がらす」と呼ばれました。
同じイタリアの若者が現代音楽のホープとして大活躍している!---これはモリコーネにとっても勉強の励みになったに違いありません。
現代音楽はさらに新しい試みに挑戦していきます。1950年にはドイツで電子音楽の研究が始まり、1951年にはアメリカでシェーンベルクの弟子ジョン・ケージが中国の「易」を参考に「偶然性の音楽 (チャンス・オペレーション) 」を編み出します。これは演奏者に演奏するページや音型を自由に選ばせたり、上から落として偶然重なった図形楽譜に基づいて演奏させたりするもので、あらかじめ書かれた楽譜通りに演奏する今までの固定観念を打ち破るものでした。
モリコーネはこうした現代音楽の最新の手法を次々と消化していきました。1954年には北イタリアのミラノの国立放送局に、作曲家ベリオ、指揮者マデルナらの手によって電子音楽スタジオが開かれたことも、モリコーネにますます刺激を与え、彼は師のペトラッシを感心させるほどの進歩を示すのです。
しかし、その一方で、ポピュラー音楽に対する情熱も失いませんでした。1952年にはラジオ劇の伴奏音楽を書くようになり、1953年からはラジオの夕刻のバラエティ番組のために軽音楽をアレンジする仕事を始めました。
こうして、1954年7月6日にペトラッシから10点満点中9.5点という高得点をもらって音楽院を卒業する頃には、モリコーネは「カンツォーネも書ける現代音楽作曲家」として重宝がられ、様々な方面から引っ張りだこでした。
1955年には早くも映画音楽の世界に足を踏み入れます。と言っても、有名映画作曲家のスコアをアレンジしたり、彼らのゴーストライターをつとめたり、という下積みの仕事でしたが。
アカデミックな教育を受け、目覚ましい才能を示したモリコーネなのに、「シリアス」な音楽の道ではなく、ポピュラー音楽へ進んだことについて、非難する人たちもいました。しかしモリコーネは次のように反論します。
私が作曲する映画のための音楽と演奏会用の音楽との間に大した違いはない。
最初、映画音楽を書き始めた時、芸術への裏切り者になったような気がした。しかしその後、全く同じ誠実さ、同じ才能が映画音楽の作曲にも注がれていることを理解したのだ。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
何とか収入を得られるようになったので、1956年に恋人マリア・トラヴィアと結婚し、翌1957年に長男マルコを得ています。
1958年、モリコーネはようやくイタリア国営ラジオ RAI で音楽アシスタントの職を得ることに成功します。RAI は日本の NHK の様な存在で、当時は大変な権威を持っており、収入の点でも安定していました。
ところがモリコーネは入社したその日に RAI を辞めてしまうのです。
なぜか?
現代音楽のメッカ、ダルムシュタット夏期講習に参加するためでした。彼は憧れのダルムシュタットでジョン・ケージのセミナーを受け、ノーノが作曲した「合唱と打楽器のための≪ディドーネの合唱≫」(1958) の初演の手伝ったのでした。
また同年、勢いを借りて畢生の大作「管弦楽のための協奏曲」を引っ提げてヴェネツィアの現代音楽祭に乗り込み、由緒あるヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演を行ってもいます。彼の「管弦楽のための協奏曲」は翌々年の1960年8月にRAIを通じてオン・エアされました。
このように、モリコーネは決して「シリアスな」現代音楽に対する興味を失うことはなかったのです。
1960年代初め---映画音楽との出会い
1950年代後半の間に、モリコーネの名は放送を通じて関係者に次第に知られるようになりました。
そのため、多くの有名歌手のために歌曲を書きました。現在までに、シャルル・アズナヴール、ポール・アンカ、ミルヴァ、ジョーン・バエズ、マリオ・ランツァ、アンナ・モッフォといったポピュラー界、オペラ界の名歌手たちのために500曲以上のヒット・ソングが書かれています。
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= クラシック作曲家の映画音楽 =
イタリアでは戦後しばらくの間、映画音楽が新しい芸術として注目を浴び、クラシック系作曲家がこぞって映画音楽を書いた時期がありました。以下にその一部をリストアップしておきましょう。
- ゴッフレード・ペトラッシ …… モリコーネの先生自身、1948〜1953年の間にジュゼッペ・デ・サンティス監督の『にがい米』(1948)、『オリーヴの下に平和はない』(1950)、『アンナ・ザッケオの夫』[未](1953)という3本の映画に音楽を書いた。
- ルイジ・ダッラピッコラ …… ペトラッシのライバルだった有名作曲家。1948年も2本、1951年に1本の短編映画の音楽を担当。
- イルデブランド・ピッツェッティ …… A. ラットゥアーダ監督の『ポー川の水車屋 (Il mulino del Po) 』(1949) に曲を書いている。
- マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ …… ピッツェッティの愛弟子だがユダヤ系のためカリフォルニアに亡命、ハリウッドでルネ・クレール監督『そして誰もいなくなった』 (1945) ほか多くの映画音楽を書く。ヘンリー・マンシーニ、ジェリー・ゴールドスミス、ジョン・ウィリアムズに教えたことでも有名。
- フランチェスコ・マリピエロ …… 1947、48年に短編ドキュメンタリー2本を担当。
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同じ頃、演出家エットーレ・スコラに気に入られ、1960年頃から彼が担当するテレビ・ショーの音楽を書くようになります。この番組を通じて演出家ルチアーノ・サルチェとも知り合い、彼の劇場ショー (「Il Lieto Fine」 (1959) など) に音楽を提供します。
そのサルチェが映画製作を始めた時、モリコーネにもオリジナルの映画音楽を書くチャンスが回ってきたのです。
当時イタリアでは映画音楽はクラシック作曲家すら注目する話題のメディアでした。
一番の売れっ子はニーノ・ロータでした。戦時下の1942年から映画音楽を書き始め、1946年以降はかなりの本数を担当しています。
その他にも、アレッサンドロ・チコニーニ、カルロ・ルスティケリ、マリオ・ナシンベーネ、フランチェスコ・アンジェロ・ラヴァニーノ、ピエロ・ピッチオーニ、ジョヴァンニ・フスコといった人々が大量の映画音楽を生み出していました。
モリコーネ自身が映画音楽という分野に興味を抱いたのは、ハリウッドの大御所アルフレッド・ニューマンが担当した『聖衣 (The Robe) 』 (1953) を観てからです。
1950年代の終わりには既に、ナシンベーネやフスコのアシスタントとして、彼らのスコアを編曲・指揮していました。
例えば、マリオ・ナシンベーネの『友人の死 <未> (Morte di un amico)』 (1959) や、『バラバ』 (1962) のメイン・タイトルで編曲・指揮を担当しているのはモリコーネです。
また、ジョヴァンニ・フスコの『くち紅 (Il Rossetto) 』 (1959) や『情事 (L'Avventura) 』 (1959) (ニコ・フィデンコが歌う主題歌「トラスト・ミー Trust Me」が知られる) でも、スコアをアレンジし、指揮・録音を行っています。
ちなみに、フスコという人はローマのサンタ・チェチーリア音楽院を出た後、ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品を中心に映画音楽を書いた人で、現代音楽の前衛手法を使いながら、キャッチーな主題歌も書きました。モリコーネと共通点も多く、彼との仕事はモリコーネにとって大いにプラスになったはずです。
モリコーネが最初に音楽を一人で担当した映画は何でしょう?
諸説あって、1980年代までは『歌え!太陽』 (1960) だと言われていました。これはドメニコ・モドゥーニョ、ミーナなど当時のイタリアの人気歌手が出演した音楽喜劇ですが、音楽は既成の歌謡曲のアレンジといった感じが強く、オリジナルのスコアという意味では、ルチアーノ・サルチェが監督した『ファシスト <未> (Il Federale)』 (1961) だと言われるようになりました。
いずれにせよ、1960年代の初め、モリコーネの映画作曲家としての人生が始まったのです。
私の最初の頃の映画は、軽いコメディか、歴史映画で、それらに必要なスコアは単純なものだから、簡単にひねり出せた。私はその後もっと有名な監督や作家ともっと重要な映画を作るようになったが、その後もこの分野には愛着があった。
セルジオ・レオーネとの協力関係のおかげで私が国際的に認められ、成功したというのは全くその通りだ。イタリア製西部劇が私を世界中に有名にしたのだ。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
セルジオ・レオーネ監督およびマカロニ・ウェスタンとの出会い−−これこそ、モリコーネのキャリアを決定した、いや、世界の映画音楽の歴史を変えた、重要な出来事なのです。
1960年代半ば---「マカロニ作曲家」誕生!
イタリアでは1960年代のはじめから、アメリカの西部劇を真似た低予算の西部劇が作られるようになっており、これを日本では「マカロニ・ウェスタン」と呼びます。アメリカでは「スパゲッティ・ウェスタン」と言いますが、ま、発想は大差ありません。
それまで歴史スペクタクルものなどを撮っていたセルジオ・レオーネは、1964年、黒澤明たちの書いた『用心棒』を翻案したマカロニ・ウスタン『荒野の用心棒』 (1964) を撮ることにしました。
20万ドルという低予算のもと、なかなか芽の出なかった34歳のアメリカ人俳優クリント・イーストウッドを1万5000ドルで雇い、撮影を開始したレオーネは、次には音楽担当者を探すことにしました。
彼は前作『ロード島の要塞 (Il Colosso di Rodi) 』 (1998) で使った作曲家フランチェスコ・アンジェロ・ラヴァニーノがお気に入りでしたが、配給会社ジョリー・フィルム (Jolly Films) はモリコーネを推薦しました。モリコーネはすでにマカロニ・ウェスタン『赤い砂の決闘』 (1963) を書いた経験があり、この時もちょうど『銃は論議しない <未> (Le Pistole non discutono)』 (1964) の仕上げに入っていました。
レオーネはしぶしぶモリコーネと会ってみることにしました。
モリコーネはレオーネに古い写真を見せました。何と二人は昔、ローマの「キリスト兄弟団 (Christian Brothers) 」学校で同級生だったのです。
しかしそれでもレオーネはモリコーネ起用に難色を示すので、モリコーネは実際に音楽のアイデアを示しました。
何年も前に、農民たちのグループが町へ行った時に耳にする騒音---鉄床 (かなとこ) を叩く音とか、鐘が鳴る音とか、そうしたものを盛り込んだ音楽の編曲を考えていた。それが『荒野の用心棒』の音楽が生まれた背景さ。
セルジオ・レオーネはティオムキンの「皆殺しの歌」が欲しいと言い張った。だが、誰か他人の音楽を使うくらいなら、死んだ方がましだった。
何年も前、私は劇作家ユージン・オニールが書いた海の戯曲に音楽を付けたことがあった。その中にとても深い声で歌われる子守歌があった。私はそれをレオーネに聴かせ、それからメキシコ風の香りのビートで味付けし、映画で使ったのだ。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
マカロニ・ウェスタンはイタリアで作られる疑似西部劇であり、厳密な時代考証に縛られずに自由に話を展開できるところが魅力ですが、それでも「西部劇らしい」雰囲気を持った音楽がある程度求められます。それに関してはモリコーネは研究したのでしょうか。
私がこれらの映画を担当した時、これらの映画が描いている時代を頭に入れておく必要があった。
アメリカの西部に行ったことはないし、調べもしなかった。しかしあの種の音楽、これら西部劇のフォークロア (民謡的)な雰囲気は、実際には中世ヨーロッパに遡る。そこからアメリカに渡っていったのだ。
[1994年、『Score』誌のチャールズ・バーンスタインとの対談]
私は音楽的なマンネリズムや知ったかぶりを避けながらフロンティア (開拓者) の伝説を蘇らせようと試みた。
典型的な西部の民俗音楽に雑多なサウンドの覆いをかけた。それらの多くはヨーロッパ起源だが、結果は大変ポジティブで、アグレッシブなリズムを持った力強い音楽スコアを書いた。そこにはシャウト (叫び) の効果や、西部のそれよりもっと強烈なビート感を加えた。
一方、多くのウェスタンで私は複雑微妙な和声を試みた。それは前衛音楽の一部を成すものだ。私は [音楽的] 要素を経済的に使ったが、サウンドの蒸留濾過は現代音楽の最もモダンな流れでもあったのだ。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
『荒野の用心棒』は空前の大ヒットとなりました。映画の奇想天外な面白さもさることながら、モリコーネの音楽が忘れがたい印象を残したことは明らかでした。レオーネもこれ以降、迷うことなくモリコーネに音楽を依頼するようになります。
なお、『荒野の用心棒』の録音セッションのために、モリコーネは何人かの音楽家を集めます。彼らとはその後何年も共同で斬新なサウンドトラックを作っていくことになりますが、中でも重要なのはアレッサンドロ・アレッサンドローニです。
アレッサンドローニはモリコーネより3つ年上で、子供の頃からの友だちでした。専門的な音楽教育は受けませんでしたが、ヴォーカル・グループを結成して活躍していました。
モリコーネはアレッサンドローニに頼んで『荒野の用心棒』の録音に参加してもらいました。タイトル曲「さすらいの口笛」でギターと口笛を演奏しているのは、他ならぬこの人なのです。
また、同じタイトル曲でバック・コーラスを付けているのは「カントーリ・モデルニ(1) (モダン・シンガーズ、Cantori Moderni)」というヴォーカル・グループですが、これもアレッサンドローニが結成した12〜16人のコーラスです。
ちなみに、「We can fight !」と歌っているようにも聞こえるバック・コーラスの歌詞は、ファンにとって長年の謎でしたが、モリコーネ自身がこんな種明かしをしています。
彼らは何も言っちゃいないんだ。呪文をかけているようなもんさ。つまり、こういうことだ。言葉が理解されるかどうかは問題じゃない。私は人間の声が大好きだ、声の響きが好きなんだ。
[1994年、『Score』誌のチャールズ・バーンスタインとの対談]
さて、『荒野の用心棒』のスコアを見ると、そこには現代音楽作曲家モリコーネの工夫が満ち満ちています。
例えばタイトル曲「さすらいの口笛」。
普通の曲のようにも聴こえますが、そこに加わる謎めいた鐘と笛(オカリナ?)、金床 (かなとこ) 、それに鞭の音。さらに"呪文"を繰り返すだけの男声コーラス……これらは天才モリコーネの手によって有機的に組み合わされていますが、これらの要素は本来、ジグソー・パズルのピースのようにばらばらです。
この曲を、それまでのロマンティックな映画音楽と較べてみると、その違いは明らかでしょう。従来の音楽は、美しい「楽音」を奏でる楽器だけによって演奏され、メロディが中心でした。メロディは力強い第1主題と優しい第2主題が用意され、ハーモニーを伴いながら流れるように絡み合い、発展していくのが普通です。
モリコーネはこの常套手段を断ち切りました。「主題の動機的発展」という原理を捨て去り、リズムに主導権を与え、鐘、笛の下降音階、呪文コーラスといった異質なピースを、そのまま組み合わせることで音楽を構成することにしたのです。
このようなモリコーネの音楽は多くの音楽家に衝撃を与えました。
一体モリコーネはどこからこんな奇抜な音楽を思いついたのでしょう?
それは当時の現代音楽からでした。前に述べたように、現代音楽ではメロディを中心に置いた思想を捨て去り、音やリズムを単なる素材として見なして、それらをいかに論理的に組み立てるかに焦点が移っていました。つまり、音楽とは、音響を組み合わせた一種のオブジェと考えられるようになっていたのです。
こう考えると、モリコーネのスタイルが、現代音楽では一般的だったミュージック・コンクレートや音素材のオブジェ化にヒントを得たものであることは明白でしょう。
モリコーネはあくまで、戦後現代音楽の洗礼を受けた前衛楽派の申し子だったのです。
しかし、モリコーネの偉大さは、ただ現代音楽の手法を映画音楽に持ち込んだだけではありません。無味乾燥になりがちな前衛的手法を用いながら、面白く、わくわくさせ、多くの人々に直接訴えかける感銘深い音楽を書けるのだということを身をもって示した点こそ、もっと高く評価されるべきでしょう。
ところで、『荒野の用心棒』のスタッフは、イタリア製映画のチープなイメージを消すため、英語風の偽名を使いました。例えばセルジオ・レオーネは父親ロベルト・レオーネ・ロベルティにちなんでボブ・ロバートソンと名乗りました。モリコーネの場合は「ダン・サヴィオ」でした。
「ダン・サヴィオ」の名を使ったのは、1964年のレオーネの『荒野の用心棒』の時と記憶する(*)。
偽名を使うというのはプロデューサーのアイデアだ。その後数年間、私はレオ・ニコルズという他の偽名を使った (『さすらいのガンマン』(1966)、『帰って来たガンマン』(1966)、『黄金の棺』(1966))。しかしこれは本当に限られた場合に過ぎない。
* 実際は『赤い砂の決闘』 (1963) もダン・サヴィオ名義で書かれています。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
当時モリコーネはまだ映画音楽だけで食べていく自信がなく、RCAでの編曲の仕事を兼務していました。その腕前を評価され、アレンジの仕事はここ数年うなぎ登りに増加していました。しかし『荒野の用心棒』で大ヒットを取ったため、モリコーネは徐々にアレンジャーの仕事を減らし、映画音楽に重心を移していくことにします。
この1964年には、他に『革命前』(1964) でベルナルド・ベルトリッチ監督との初仕事も経験しました。ベルトリッチとは12年後に『1900年』(1976) でまた協力することになります。
私生活の面では、3人目の子供である次男アンドレアが生まれました。彼の誕生はモリコーネの音楽人生上も重要です。アンドレアこそ、長じて父親と同じ作曲家となり、現在父の仕事に無くてはならないパートナーになっているからです。
マカロニ・ウェスタン・ブームは翌1965年もさらに熱狂の度を増して続きます。
『荒野の用心棒』が「Nastro d'Argento」賞を受賞したこの年、セルジオ・レオーネはさらに型破りな西部劇『夕陽のガンマン』(1965) を作り上げました。
この異色作では、モリコーネのマカロニ・サウンドはさらに進化を遂げます。耳にこびりついて離れないジューズ・ハーブ (口琴) の響きや、美声ソプラノ歌手エッダ・デロルソによる歌詞のないヴォーカルなど、モリコーネ独自のスタイルの多くがここで確立されました。
映画も音楽も、『夕陽のガンマン』の音楽も前作に勝るとも劣らない成功を収めました。
しかし、世界中がマカロニ・ウェスタンに夢中になっていたこの時期、モリコーネはブームの真っ直中にいても、それ以外の仕事も着実にこなしていました。
そんな、西部劇以外の自信作を尋ねられ、モリコーネは次のように答えています。
ジッロ・ポンテコルヴォ (Gillo Pontecorvo) が1965年に監督した『アルジェの戦い』を挙げなければなるまい。私が作曲した音楽スコアは実にシンプルだった。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
シンプルですが、節約した音の用法は実に効果的です。専門的な音楽の知識を有するジッロ・ポンテコルヴォ監督とは、これ以降も協力関係が続きます。
なお、『アルジェの戦い』のサントラを指揮したブルーノ・ニコライ (Bruno Nicolai) は、ローマのサンタ・チェチーリア国立音楽院でゴッフレード・ペトラッシについて作曲を勉強していた時に知り合った親友で、1964年から約10年間、主にモリコーネのサントラ録音の指揮を振ります。また彼自身、マカロニ・ウェスタンなどの映画音楽を何曲も残しています。
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= 「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」 =
「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」は、「国際即興集団 (Gruppo di Improvvisazione; International Group of Improvisation)」という別名から分かるように、即興演奏を中心に音楽の実験を繰り広げるべく結成された団体です。「楽譜に縛られない即興演奏にこそ音楽の未来がある」と固く信じるリーダーのエヴァンジェリスティが、自分の理想を実現するために同志を募って作り上げたのでした。
主要メンバーは次のような人々です。
- フランコ・エヴァンジェリスティ (Franco Evangelisti, 1926〜1980) ……打楽器、ピアノを演奏。
- エジスト・マッキ (Egisto Macchi) ……打楽器、チェレスタ、編曲
- エンニオ・モリコーネ ……トランペット、フルート、編曲
- ジョヴァンニ・ピアッツァ (Giovanni Piazza) ……ホルン、フルート、ヴァイオリン
メンバーには入れ替わりがあり、1976年頃のアルバムでは、上のメンバーの他に
- アントネッロ・ネーリ (Antonello Neri) ……ピアノ、編曲
- ジャンカルロ・シャッフィーニ (Giancarlo Schiaffini) ……トロンボーン、フルート
の名が見えますが、1992年のアルバムになると上の二人は見えず、
- ジョン・ハイネマン (John Heineman) ……トロンボーン、チェロ
- マリオ・ベルトンチーニ (Mario Bertoncini) ……打楽器、ピアノ
- ワルター・ブランキ (Walter Branchi) ……コントラバス
- イェズス・ヴィラ・ロホ (Jesus Villa Rojo) ……クラリネット
らが加わっています。
一方、音楽事典では、「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」の主な音楽家としてはエヴァンジェリスティ、マッキ、ハイネマン、それにイヴァン・ヴァンドールの名が挙げられています。
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同じ年 (1965年)、現代音楽の分野での活動にも新たな進展がありました。イタリアの指導的な現代音楽作曲家フランコ・エヴァンジェリスティ (Franco Evangelisti 1926〜1980) が、彼の率いる前衛音楽グループ「ヌオーヴァ・コンソナンツァ (Nuova Consonanza) 」に参加するよう誘ってくれたのです。
エヴァンジェリスティは、ケルンとワルシャワの電子音楽スタジオに参加した経験を持つ前衛音楽家で、サンタ・チェチーリア音楽院で電子音楽を指導、ベリオに続く世代の新星と期待された秀才です。1961年にローマで現代音楽集団「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」を結成。1963年以降は作曲を放棄し、即興演奏活動に専念しました。
「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」は即興演奏を中心に実験的な音楽の創作・演奏を目指す団体で、モリコーネは得意のトランペット (及びフルート) で奏者として加わり、エジスト・マッキ (Egisto Macchi) 、ジョン・ハイネマン (John Heineman) 、イヴァン・ヴァンドールといった前衛作曲家たちと共にセリー技法の作品を作曲・演奏したのです。
こうした、他の現代音楽作曲家との交流が刺激となったのでしょう、翌1966年に書かれたセルジオ・レオーネ監督との第3作『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(1966) は、モリコーネのマカロニ音楽の中でも最も完成度の高い傑作となっています。
冒頭の「メイン・タイトル」からしてユニークです。心臓の鼓動を思わせる打楽器のビートのみによる導入、オカリナや人声による雄叫びのような音型、南北戦争の進軍ラッパの幻想的な交錯……様々な音素材を貼り合わせる「ミュジック・コンクレート」的な手法は洗練の極みを見せています。
あの印象的なミ-ラ-ミ-ラ-ミーというメイン主題の由来について、モリコーネはこんな話を聞かせています。
あの頃は動物の鳴き声を再現しようと苦心していた時期だった。 [ここで頭をやや後ろに引いてお馴染みの4度の上下行音型を吠えてみせて] これはコヨーテの遠吠えなんだ。これがア-ア-ア-ア-アーという風に音符に写されている。誰もその由来に気付かなかったよ。ただの音楽的な主題だと思っていたんだ。
[1994年、『Score』誌]
アメリカの映画監督マーティン・スコセージは、レオーネ=モリコーネのマカロニ・ウェスタンについて、こう評しています。
[『ウェスタン』は] イタリアの伝統芸能であるオペラの拡張版だ。
音楽、フレーム、カメラの動き、英雄叙事詩的なスケールの登場人物、そして物語−−これはオペラだ。イタリア人たちは西部劇を作っているんじゃない。彼らは今日のオペラを作っているんだ。だからこそ、[レオーネの] 全ての映画で音楽がこれほど重要な役を果たしているのだ。
[1980年代初めのインタビュー]
極めて的確な指摘です。そしてこれはそのまま『続・夕陽のガンマン』に当てはまります。特に、コーラスと鐘が鳴り響くクライマックスの「黄金の悦び (L'Estasi dell'Oro) 」は並みのオペラ以上にドラマティックと言えましょう。
モリコーネの『続・夕陽のガンマン』の音楽が、他の映画音楽関係者にどれだけ衝撃を与えたかは、現代アメリカの映画音楽作曲家チャールズ・バーンスタインの言葉がよく示しています。
1960年代に映画館で『続・夕陽のガンマン』を初めて聴いた時、ぼくは座席でぶっ飛んだよ。新しいスタイルを発明する彼の能力は、それまでの、あるいは現存の他のどんな映画作曲家をも遥かに超えたものだ。あのスコアを聴いて、映画作曲家になるのにワーグナー風の音楽を書く必要はないんだと悟らなかったら、ぼくは映画音楽の道に進まなかったかも知れない。
[1994年、『Score』誌]
これほど多くの人々を感嘆させた『続・夕陽のガンマン』は、モリコーネのマカロニ・ウェスタン・スコアの一つの頂点を築いたのでした。
同じ1966年には、才人ピエル・パオロ・パゾリーニ監督とのコラボレーションも始まりました。
あの映画 [『アルジェの戦い』(1965)] のあと、私は他の作曲家の作品をちぎってはつなげて、パスティッチョを作って喜んでいた。一種のジョークだな。
しかし1966年、私はピエル・パオロ・パゾリーニのために『パゾリーニの 鳥』の音楽を書いた。スクリーンのイメージに密接に繋がった輝かしい音を使った。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
実際、『パゾリーニの 鳥』(1965) の音楽は才気と実験精神に溢れるものです。有名な「オープニング・クレジット」では、普通は画面に映し出されるだけの映画タイトル、製作・配給会社クレジット、配役とキャストなど全部にメロディを付け、当時のイタリアの人気歌手ドメニコ・モドゥーニョ(2)に歌わせています。こんな例は前代未聞、空前絶後であり、モリコーネ以外は思いつく人もいないでしょう。しかも伴奏にはあらゆる楽器が千差万別のスタイルで参加してきます。
『鳥』に限らず、パゾリーニの豊かな映像イメージは、モリコーネの創作意欲を刺激しました。『テオレマ』(1968) でも、前衛的な音のモザイクの面白さを聴くことが出来ます。
なお、この年 (1966年) には三男ジョヴァンニが誕生しています。
1960年代後半---幅を広げる作風
世の中がまだマカロニ・ウェスタンに浮かれている1967年、モリコーネは既に新たな道を進み始めていました。
この年、『アラベラ <未> (Arabella)』(1967) の仕事を通じてマウロ・ボロニーニ監督と知り合います。ボロニーニとはその後、『さらば恋の日』(1968)、『彼女と彼』(1969)、『わが青春のフロレンス』(1970)、『哀しみの伯爵夫人』(1974)、『薔薇の貴婦人』 (1986) などでも仕事を共にし、一貫して滑らかでメロウなサウンドを作り出します。
またこの年、第20回カンヌ国際映画祭の審査員を依頼されるという名誉を受けます。『荒野の用心棒』『続・夕陽のガンマン』などのヒットで国際的な知名度が上がった賜物と言えます。
1968年にはRCAでの編曲の仕事をぐっと減らし、映画音楽に集中します。その結果、1年で20本もの映画音楽を書き上げました。これは記録です。
それらの中で、再度レオーネ監督と組んだ『ウエスタン』(1968) は、レオーネ=モリコーネ西部劇音楽の一応の総括であり、一つの究極の終着点を示した作品として、極めて重要です。
映画製作が遅れたため、『ウェスタン』のスコアは映画が撮り終わる前にほぼ完成し、録音されていました。レオーネ監督は語ります。
『ウェスタン』はモリコーネが音楽を作曲してから撮影した。
全撮影行程の間中、我々は録音に耳を傾けた。誰もが音楽と共に演技し、リズムに従い、その「いまいましい」出来に悩まされた。そいつは神経に障るのだ。
確かに、ここにはハーモニカの物憂いポルタメント、乾いたバンジョーのオスティナート(同型反復)など、疲労した俳優たちをいらいらさせる刺激的なサウンドが満載されています。これは従来のモリコーネの路線の延長線上の手法と言えるでしょう。
しかし、ここで注目すべきなのは、実験的なサウンドと並行して、気品に満ちたクラシカルな曲も書かれるようになってきた点です。「ジルのテーマ」などは、アコースティックな弦楽合奏を主として、美声ソプラノ歌手エッダ・デロルソの清楚なヴォカリーズをフィーチャーした、この世のものとは思えない美しい音楽です。
あたかも、マカロニ・ウェスタンの変てこ奇抜な音楽の作曲家という偏見に悩まされるようになったモリコーネが、「自分は普通の音楽も書ける−−しかも人一倍美しい音楽を!」と叫んで、無言の抵抗を始めたかのようです。
現代手法と伝統、前衛芸術と大衆人気……モリコーネは、これらを無理なく結合する希有の才能を持った音楽家なのです。
同じ1968年、『サン・セバスチャンの攻防』(1968) に曲を付けたことでアンリ・ヴェルヌイユ監督とも知り合い、その後も同監督の『シシリアン』(1969)、『華麗なる大泥棒』(1972)、『エスピオナージ』(1972)、『ジャン=ポール・ベルモンドの恐怖に襲われた街』(1975) などの暗黒街もの、犯罪ものでシャープなスコアを聴かせることになります。
また、ジュリアーノ・モンタルド (Giuliano Montaldo) 監督とも、この年に『盗みのプロ部隊』(1968)へバカラック風のポップで軽快な曲を書いて以来、長い付き合いが始まります。グループサウンズ調の『明日よさらば』(1968)、『銃殺! ナチスの長い五日間』(1969)、フォークの女王ジョーン・バエズと組んだ『死刑台のメロディ』(1971)、『L'Agnese va a Morire』(1976)、TV映画『マルコ・ポーロ/シルクロードの冒険』(1982)、『フェラーラ物語』(1987)、TV映画『戦慄の黙示録』(1987)、『タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場』(1989) など、長年コンビを組むモンタルド監督は、時代と密着したポップスを意欲的に取り込むことを好み、モリコーネの作風に軽快さを付け加えました。
さらに同じ頃、『殺人捜査』(1969) の極めてドライな音楽を通じ、エリオ・ペトリ (Elio Petri) 監督の知己も得ます。ペトリ監督とは『労働者階級は天国に入る』(1971)、『Todo Modo』(1975)、『Le Mani Sporche』(1978) などで協力を続けます。
このように映画人脈と作風の幅を広げ、実力を周囲に示したモリコーネは、翌1969年には「スポレト映画賞」を受賞するなど、次第に回りからも認められるようになります。
その一方、ヴェネツィア国際現代音楽祭に前衛的な管弦楽作品を引っ提げて参加するなど、現代音楽の創作も順調に進めます。
なお、1960年代後半〜1970年代前半は、モリコーネが最も貪欲に映画音楽の仕事を引き受けた時期で、そこには本邦未公開のイタリア製プログラムピクチャーが多く含まれています。それらの中には、強烈な表現ではないものの、そこはかとないロマンティックな雰囲気や、気分を和ます軽いリズムのポップ音楽が多く含まれ、ファンにとっては秘宝の泉と言えるでしょう。
1970年代---メロディー・メーカーとしての名声の確立
1970年、モリコーネはフロシノーネ市 (Frosinone) に新設された市立音楽学校「リニチオ・レフィーチェ (Linicio Refice) 」で作曲を教えることになりました。
この仕事は1972年まで続けましたが、その間に、シルヴァーノ・アウレリ (Silvano Aureli) 、ルイージ・デ・カストリス (Luigi De Castris) 、ルイージ・ディ・ステファーノ (Luigi Di Stefano) 、アントニオ・ポーチェ (Antonio Poce) 、リッカルド・ゼナドッキオ (Riccardo Zenadocchio) といった人々を世に送り出しました。
1970年代初期のモリコーネは、『わが青春のフロレンス (Metello)』 (1970)、『La Califfa (レディ・カリフ)』(1970)、『死刑台のメロディ』(1971) 『マッダレーナ <未> (Maddalena)』(1971)など、美しい、印象的なメロディを次々に生み出します。
マカロニ・ウェスタンにおいても、『夕陽のギャングたち (Giù la testa)』(1971) や『ミスター・ノーボディ』(1973) のように、極度に前衛的なサウンドは棄て、純音楽的な美しさを追求するようになりました。(『ミスター・ノーボディ』は実質上モリコーネの最後の西部劇です。)
モリコーネの音楽には本来、
- 実験的でグロテスクなサウンド
- 軽快なリズム進行
- 気品ある叙情性
の3つの柱がありますが、これまで1.の特徴ばかりがクローズ・アップされてきました。しかしこの頃の作品は、むしろ3.を前面に出したものです。
世間もようやく「奇抜なマカロニ作曲家」という表面的な評価を改め、様々な賞を彼に与えます。例えば1970年には『ある夕食のテーブル <未> (Metti, una Sera a Cena)』(1969) に「Nastro d'Argento」賞、翌1971年には『死刑台のメロディ』に「Nastro d'Argento」賞、さらに翌1972年には『レディ・カリフ <未> (La Califfa)』 (1970) に「Cork Film International」賞が与えられました。
モリコーネはそんなこととはお構いなしに、自分の道を歩み続けます。1972年にはローマの「電子音楽スタジオ R7」と協力を開始、現代音楽の可能性をさらに幅広く追求します。
1974年、最も身近な音楽仲間でもあった父マリオが亡くなります。この年の荘重な『立法者モーゼ <未> (Moses the Lawgiver)』(1974)のテーマや、『哀しみの伯爵夫人 (Fatti di gente per bene)』(1974) の哀愁には、この悲しみが反映されているようです。また、同年の『ペイネ愛の世界旅行 (Il Giro del mondo degli innamorati di Peynet)』(1974) の心温まるテーマにも、父との懐かしい思い出が反映されているのかも知れません。
なお、同じ1974年頃、親友でモリコーネのサントラ録音のほとんど全てを振っていた音楽家・指揮者のブルーノ・ニコライと決裂します。その原因や経過ははっきりしませんが、ニコライの言によれば「純粋に個人的な問題で、音楽に関することではない」とのことです。
いずれにせよ、これ以降のサントラは基本的にモリコーネがすべて自分で振るようになります。
さらに1975年には親友の詩人・映画監督パゾリーニが浮浪者に殺されるというショッキングな事件が起こります。
これらの出来事はモリコーネに大きく影響し、1970年代以降の彼の音楽はぐっと深みを増します。
1976年からやや映画音楽の仕事量を絞り、内容をさらに凝縮するようになります。
それが功を奏したためか、1978年の米テレンス・マリック監督の『天国の日々』(1978) のために書いた極上の音楽は1979年にアカデミー賞候補となり、華々しいハリウッド・デビューを果たしたのです。
残念ながらこの時はジョルジョ・モロダー作曲の『ミッドナイト・エクスプレス』のスコアに敗れ、オスカー獲得とは行きませんでした。今日判断すれば、『ミッドナイト・エクスプレス』のスコアと『天国の日々』のそれと、どちらが素晴らしいかは一目瞭然です。それが正当に評価されないところに米アカデミー賞の問題があり、モリコーネは今後もこの米国アカデミー賞には散々悩まされることになるのです。……
1980年代---巨匠への道
モリコーネの80年代は、国際的知名度の上昇と、ハリウッドでの地位確保の10年間と言えるでしょう。
1980年は、『草原 <未> (Il Prato)』(1979) の「レコード批評家賞 (critica discographia) 」受賞に始まります。
新作でも同年の『華麗なる女銀行家』(1980)、翌年の『プロフェッショナル』 (「キ・マイ (Chi Mai)」[3:29] が大ヒット) など、曲の美しさに磨きが掛かります。一方、民族音楽との接点が感じられる『ある愚か者の悲劇』(1982) や、現代的手法を用いた『コップキラー』(1982) など実験意欲も相変わらず旺盛でした。またこの年、旧友セルジオ・レオーネ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984) がクラクン・インし、そのために新旧の手法を織り交ぜた“レオーネ・シネミュージック集大成”といった感のスコアを準備します。
1983年の『サハラ』(1983) はうっとりするテーマ曲の美しさに対し、アンダースコアではディキシーランド・ジャズあり、緊迫したサスペンス・スコアあり、12音や無調を用いた激しい現代調スコアありと多彩で、この時点でのモリコーネの総力を結集した感があります。
このように功成り名遂げつつあったモリコーネは、1983年、映画音楽の仕事をぐっと減らし、純音楽の作曲やコンサートにより時間を割く決心をします。その結果としてこの年、現代音楽集団「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」の運営委員 (the board of administration) にも選ばれます (1983〜1985年の間)。
翌1984年には、「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」の同僚であるエギスト・マッキ (Egisto Macchi) や、パオロ・ベルナルディ (Paola Bernardi) 、カルロ・マリネッリ (Carlo Marinelli) といった現代音楽作曲家と共に、「I.R.TE.M. (Istituto di Ricerca per il Teatro Musicale)(=音楽劇場調査研究協会)」を設立し、ますます現代音楽の研究と発展に尽くす決意を新たにします。
同じ1984年に恩師の作曲家ゴッフレード・ペトラッシの80歳を祝う記念式典がザガローロ (Zagarolo) で催され、モリコーネは開会の辞を述べるという栄誉に浴しました。
1985年には『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984) が、「Nastro d'Argento」賞と、BAFTA (The British Academy of Film & Television Arts = 英国映画テレビ芸術アカデミー) 賞を受賞します。アカデミー音楽賞にもノミネートされる予定でしたが、ラッド・カンパニー解散のごたごたが重なり、ワーナー社が正式出品し損なうという事務的なミスで失格となってしまいました。
1980年年代後半には、今後のモリコーネ作品の方向性を決定する重要な監督3人と出会っています。
まず1986年に『ミッション』(1986) でアメリカのローランド・ジョフィ監督と初めて協力しました。ロンドン交響楽団を使った壮大な音楽はBAFTA賞とゴールデン・グローブ賞を受賞、アカデミー賞にも候補入りし、モリコーネの代表作の一つとなっただけでなく、この仕事を通じて、モリコーネは、自分の音楽が進もうとする方向を明確に出来たと述べています。『ミッション』は彼の最大のお気に入りとなっただけでなく、彼の作風の大きな転機ともなったのです。
ジョフィとはこの後も『シャドー・メーカーズ』(1989)、『シティ・オブ・ジョイ』(1992) などで何度も一緒に組むことになります。
1987年には『アンタッチャブル』(1987) でアメリカのブライアン・デ・パルマ監督と初顔合わせをします。この映画のスコアは、今までのイタリア風の親密なアンサンブルからハリウッド風のゴージャスな響きに変わったことで、モリコーネの映画音楽の歴史の上でも一つの転機と言えますが、素晴らしい音楽であることに変わりはなく、「Nastro d'Argento」賞、BAFTA賞、グラミー賞を軒並み受賞し、オスカーにもノミネートされます。
ところで『アンタッチャブル』では12音セリー (音列) 的な技法を用いています。このことについて彼は、
監督との合意の上で、現代音楽作曲家としての興味のある作曲技法を映画音楽に盛り込むことがある。
そこがハリウッドの映画音楽作曲家と違うところだ。
[音楽之友社『レコード芸術』1999年2月号「海外誌切抜帖」による]
と強調しています。
なお、パルマ監督とはこの後『カジュアリティーズ』(1989) で再共作します。
1988年には同じイタリアの監督ジュゼッペ・トルナトーレの名作『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988) に音楽を付け、多くの人々に感動を与えました。ここでは息子のアンドレアが愛のテーマを書いており、立派に父を助けています。トルナトーレともこの後、『みんな元気』(1990)、『夜ごとの夢/イタリア幻想譚』(1991)、『記憶の扉』(1994)、『海の上のピアニスト』(1998) などで一緒に仕事をします。
この1988年には『フェラーラ物語/「金縁の眼鏡」より (Gli Occhiali d'Oro) 』(1987) が「David di Donatello」賞を受賞するという出来事もありました。
同じ1988年、ローマの「音楽研究実験集団 (Gruppo di Ricerca e Sperimentazione Musicale) 」は、エギスト・マッキとエンコオ・モリコーネの60歳の誕生日を記念して、聖ミケーレ聖堂複合施設の音楽ホール「エクス・ステンディトイオ (ex Stenditoio) 」で、彼らの室内楽による演奏会を開催します。
モリコーネの業績はようやくクラシック/現代音楽界の方からも注目を集めるようになったのです。
そしてこの年には純音楽の大作、ヨーロッパのためのカンタータ (1988) も書き上げます。
1989年には、ローマ演奏大学協会 (Istituzione Universitaria dei Concerti di Roma) がモリコーネの室内楽のみによる演奏会を開き、のちに国営RAI第3放送で放映されたり、リエージュ王立音楽院がモリコーネを指揮者に招いて彼の作品だけで構成されるオーケストラ・コンサートを開いたりと、一層彼の知名度が高まりました。やはりモリコーネの作品を集めた第15回ポンティーノ (Pontino) 音楽祭には、恩師ペトラッシも出席しました。
一方、『ニュー・シネマ・パラダイス』 (1988) の音楽が「David di Donatello」賞を獲得し、『戦慄の黙示録』 (1987) のスコアが第9回年間エース・ウィナー賞 (Annual Ace Winner) を受賞するなど、相変わらず映画音楽でも成果を上げ、この年1989年のロカルノ映画祭は長年の功績に対し「Pardo d'Oro」を贈りました。
そして、父方の両親が生まれたアルピノ市からは名誉市民の称号を贈られたのです。
1990年代---祖国での栄光と海外での過小評価
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= モリコーネの日常生活 =
多作の人気作曲家モリコーネの一日は、朝5時の起床から始まります。そして朝6時には作曲にとりかかります。
作曲の仕事は、ローマ中心部のヴェネツィア広場に面した高級アパートの1フロアを借り切った仕事場で行われます。ちなみに住居は同じアパートの別のフロアを丸ごと借りています。
普通は毎日9時間、曲作りに没頭しますが、レコーディングのある日は朝9時から行います。
夜は9〜10時に就寝です。
モリコーネはローマから離れようとしません。ハリウッドの仕事が増えてからも、ロサンジェルスに住むこともないし、英語も話せません (途中で勉強を放棄したらしい)。アカデミー賞にノミネートされても受賞式に出席しないため、受賞できないのはそのためという噂もあります。
しかしモリコーネがローマの捨てることはないでしょう。ここには愛する4人の子どもたちと、何よりとびきり美味いピザがあるのですから。モリコーネのピザ好きは有名で、彼の飽く事なき創作エネルギーはピザから生まれるのかも知れません。
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1990年代に入り、もはやモリコーネの名声は不動のものとなり、イタリアの誇る大作曲家として大きなコンサートや作曲依頼が相次ぐようになります。純音楽の活動で多忙となり、映画音楽はぐっと減りますが、巨匠の筆のたしなみのような軽妙かつ確実な筆致で書かれるようになり、相変わらずの高水準を維持します。
しかし、実力が正当に評価されるのはイタリア国内だけで、海外、特にハリウッドでは彼の音楽はほとんど無視される……という状況が相変わらず続きます。
まず1990年、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 (モリコーネの母校サンタ・チェチーリア国立音楽院付属のオーケストラ) は、1989/90年のシーズンの定期演奏会で、モリコーネの「ヨーロッパのためのカンタータ (Cantata per l'Europa) 」を取り上げ、モリコーネとの親密な関係を深めます。
また、「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」や「イタリア現代音楽アカデミー (Accademia Italiana di Musica Contemporanea) 」といった現代音楽集団が、モリコーネを特集した室内楽コンサートを開きました。
一方、『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988) の音楽はBAFTA賞、第43回カンヌ映画祭のSacem基金賞、「David di Donatello」などを軒並み受賞。しかし米国アカデミー賞だけはモリコーネの業績を無視しました。
同じ1990年モリコーネは、ニーノ・ロータが長いこと (1950-77) 院長を務めた南伊バーリ市のピッツィンニ音楽院ゆかりのバーリ・ニーノ・ロータ音楽ホールで、地元のオケを自ら振って映画音楽コンサートを開いています。そして、シエナのチギアナ音楽アカデミー財団 (Fondazione Accademia Musicale Chigiana) が開いた「音楽と映画についての国際会議 (Convegno Internazionale Musica & Cinema) 」にも招かれています。
そして、これが縁となって翌1991年には乞われてセルジオ・ミチェリ (Sergio Miceli) と共にチギアナ音楽アカデミーで映画音楽夏期講習を受け持つようになります。そして第60回チギアナ音楽財団は、モリコーネらの作品を集めたコンサートを開きます。
同じ1991年にはジュゼッペ・トルナトーレ監督『みんな元気』(1990) への音楽で「David di Donatello」賞を獲得しています。
1992年には『バグジー』(1991) のスコアが米アカデミー賞にノミネートされますが、またもオスカーは逃します。
しかしヨーロッパではさらにモリコーネに対する評価が高まります。彼は第49回ヴェネツィア国際映画祭の審査員をつとめ、ローマ演奏協会大学 (Istituzione Universitaria dei Concerti di Roma) の芸術委員会のメンバーに推薦され、さらにはフランスの文部大臣から芸術文学勲章をもらったのです!
1993年には『鯨の中のジョナ』(1993) が「David di Donatello」「Efebo d'Argento」両賞を獲得。フェルモ市 (Fermo) からは名誉市民に列せられ、おまけにレコードやチケットの売上に貢献した業績で劇場産業連盟 (Ente dello Spettacolo) からも「Colonna Sonora」賞をもらっちゃいます。
映画音楽では『ザ・シークレット・サービス』(1993) などで気を吐き、演奏会用音楽の分野でも、この年には第50回シエナ音楽週間 (Settimana Musicale Senese) で、ソプラノ、器楽合奏、ダンサーのためのモリコーネの大作「Epitaffi Sparsi」 (1991-93) が上演され、オランダのマーストリヒトでも超大作「十字架の道行き (Una Via Crucis) 」 (1991-92) が完全上演されました。
しかし現代音楽で活動を共にしてきた仲間の一人、エジスト・マッキ (Egisto Macchi) がこの年1993年の夏に急死します。モリコーネは独奏ヴァイオリンのための「エジストへの悲歌」(1993/9) を書いて親友を悼みました。
1994年、私生活で悲喜こもごもの事件が起こります。母が88歳で亡くなり、同時に3番目の子供アンドレア (次男) が作曲の勉強を終え、一人立ちしたのです。
恩師ペトラッシにミケランジェロ賞が授与された際、短いスピーチを行うなど、モリコーネは公用で多忙でしたが、この年は、アメリカでようやくモリコーネの業績を評価する動きが出てきたことが注目されます。例えば、アメリカの映画音楽保存協会 (Society for Preservation of Film Music) (SPFM) はモリコーネに功績賞 (the career achievement award) を贈りましたが、この賞がアメリカ人以外に贈られるのは初めてのことです。
また、「ASCAP」として知られる「アメリカ作曲家・作家・出版社協会 (American Society of Composers, Authors & Publisher) 」から、ゴールデン・サウンドトラック賞を贈られました。
1995年になると、モリコーネの社会的地位はさらに高まります。
映画音楽では、第52回ヴェネツィア映画祭でその業績に対し金獅子賞を受け、CAM出版社と『ヴァラエティ (Variety) 』誌が創設した「ロータ賞」を受賞するなど、尊敬は高まるばかりです。
それどころか、政治・経済の分野でも評価されています。ローマで開かれたイタリア音楽家自治委員会の会議に出席したモリコーネは、音楽に於ける政治・経済問題というテーマで、ミケーレ・カンパネッラ (Michele Campanella) 、ウト・ウーギ (Uto Ughi) 、ヴィットリオ・アントネッリーニ (Vittorio Antonellini) といった並み居る出席者と堂々と議論したのでした。
そしてこの年モリコーネは遂に、イタリア共和国大統領オスカル・ルイージ・スカルファノから国家勲章を受けるという最高の栄誉を手にしたのです。
しかし、彼にとって何より嬉しかったのは、息子のアンドレアが指揮法で卒業証書を得たことでしょう。
21世紀のモリコーネ---トータルな視点での再評価を!
このように公の活動に多くの時間を割かれるようになったため、1990年代半ば以降、映画音楽の本数が急速に減っているのはファンとして気になるところです。また内容も以前ほど実験精神に溢れたものでなく、以前と似たようなサウンドに安住しつつあるようなマンネリズムを感じないわけではありません。
しかしそれでも、『海の上のピアニスト』(1998) のように水準の高いスコアをコンスタントに産み続けるのは驚異的です。このスコアもオスカーを取り損ないましたが、それは米アカデミー賞の内向きな体質を示しているのであり、モリコーネのスコアがアカデミー賞を受賞している数々のスコアと較べて何ら遜色のないものであることは明らかです。
2000年度に書かれた『Malèna』(2000) も早くも様々な賞への入選の噂・期待が流れています。
映画音楽でもアメリカではなかなか正当に評価されないモリコーネ。しかし、モリコーネの映画作品を熱狂的に支持する人々の間にも、彼が本当に心血を注いで書いているのがコンサート用音楽=前衛的な現代音楽であることの理解は、充分とは言えません。
我々は、「映画音楽作曲家」とか「前衛・異端作曲家」とか、一面的なレッテルを貼らず、彼の全音楽活動を見渡し、トータルな音楽家として、モリコーネを再評価すべき地点に来ているのではないでしょうか。
註
1. 「カントーリ・モデルニ」の前身は、ドイツで弾き語りをしていたアレッサンドロ・アレッサンドローニがイタリアに戻って結成した4人組ポップ・グループ「フォー・カラヴェルズ (The Four Caravels) 」です。これは当時の人気グループ「フォー・フレッシュメン (The Four Freshmen) 」に影響されて作ったと言われ、メンバーの中にはアレッサンドローニの妻や、のち RCA のローマ・サウンドトラック部の部長となったグイド・チンチェレッリ (Guido Cincerelli) も含まれていました。
モリコーネに『荒野の用心棒』の演奏を頼まれた時、「フォー・カラヴェルズ」に人数を補強したものが「カントーリ・モデルニ」となりました。
2. ドメニコ・モドゥーニョはジプシーの血を引く男性歌手で、1958年のサン・レモ音楽祭でグランプリを獲得した人気者。
=モリコーネ映画音楽:名曲案内=
鑑賞の手引きとして、筆者の主観で★による5段階評価を付けています。
最高は★★★★★、最低は★。
『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』 Il buono, il brutto, il cattivo (1966)
★★★★★
奇想天外で息もつけない面白さを見せたセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウェスタン。『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』に続くクリント・イーストウッド主演のイタリア製西部劇第3弾だが、この路線での最高傑作だろう。
まず、「続・夕陽のガンマン (メイン・タイトル)」からして聴く者の耳をそばだたせずにはおかない。オカリナ、エレキギター、口笛、ジューズ・ハープ(口琴)、人声など様々な楽器を駆使してここで作り出されている特異な音響は、「モリコーネ・サウンド」と呼ばれるようになるもので、既存のアメリカの西部劇の音楽とは異質の、マカロニ・ウェスタンの音楽のお手本となった。中間部では南北戦争の進軍ラッパが幻のように交錯する。
また、北軍捕虜が南軍の楽しみのために演奏を強制される音楽が、場違いなほど美しく、いわゆる「異化効果」を発揮している。
橋の爆破シーンでは、進軍ラッパのモティーフを用いた幻想曲に仕立てていて、見事。
終盤近くでは、金の隠された墓石を求めてテュコ (イーライ・ウォラック) が広大な墓地を走り回るが、この場面の音楽「黄金の恍惚 (L'estasi dell'oro)」が、手に汗握る緊迫感をとてつもなくドラマティックに盛り上げ、思わず息が止まる。
続くジョー (イーストウッド) 、セテンサ (リー・バン・クリーフ) 、テュコの3者対決のシーンの音楽「(Il triello)」も素晴らしい。
『ウェスタン』 C'era una volta il west (1968)
★★★★
これもセルジオ・レオーネ監督との作品。
バンジョー、ハーモニカなどを用い、音型の繰り返しに固執した特異なサウンド。
また、「アメリカ女ジル」(ジルのテーマ)のように、モリコーネの音楽の気品の高い美しさが現れた曲もある。ここではお目見えして間もないエッダ・デロルソの素敵なヴォカリーズが聴ける。
『死刑台のメロディ』 Sacco e Vanzetti (1970)
★★★1/2
ジュリアーノ・モンタルド監督のこの映画ではフォークの女王ジョーン・バエズが何曲かモリコーネのナンバーを歌った。
特に「Here's to You」[3:07] はテーマ曲としてヒット。
静かなオルガンで始まり、シンプルな音形が次第に積み重なって、覚えやすい主旋律がコーラスに現れる。ピアノ、エレキ・ベース、歌、コーラスなどが順次加わり、自由への讃歌を高らかに歌い上げていく。
ジョーン・バエズの歌がないヴァージョンもあり、そちらではバロック風音型で対位的に絡むトランペットが爽やかだ。
「Speranze di Liberta (自由への希望)」[2:28] は、オーボエ独奏が弦とハープシコードを伴奏に奏でる可憐な哀歌。
『夕陽のギャングたち』 Giù la testa (1970)
★★★★
セルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウェスタンだが、明るく爽やかな音楽が意表を突く。
例えば、エッダのヴォカリーズが美しいメイン・タイトル「Giù la testa」[4:16] は、マカロニとは思えないほどしゃれた端正な作品。これは彼の全作品中でも最も人気のある曲の一つと言われる。
他にも、しみじみとしたタッチの切ない「Mesa Verde」や、げっぷのような人声を使った奇妙でユーモラスな「乞食たちの行進曲 (Marcia Degli Accattoni)」[5:54]、それにフィナーレの「Dopo l'esplosione」等、モリコーネらしい創意工夫に満ちた傑作スコアである。
『1900年』 Novecento (1976)
★★★1/2
1900年夏の同じ日に生まれた大地主の息子アルフレード (デ・ニーロ) と、小作人頭の息子オルモ (ドパルデュー) の友情、敵対、恋を、ファシズムと左翼の対立する激動のイタリア現代史を舞台に描くベルナルド・ベルトルッチ監督の超大作(316分!)。
音楽は大変クラシック風の古典的な曲調で、ギター、チェンバロなどの響きにオーボエやフルートの歌が乗るという、モリコーネのオーソドックスな方法で作曲されている。
冒頭の「ロマンツォ(1900年のテーマ) (Romanzo)」[4:05] で提示されるノスタルジックなメロディーが映画全体のメイン・テーマとなり、「父と娘 (Padre e figlia)」[1:27]、「狩猟の呼びかけ (Apertura della caccia) 」[5:44]、「第四身分 (Il quatro stato)」[1:33]、「1945年・春 (Primavera - 1945)」[2:06] といったキューに、変奏形で繰り返し現れる。
一方、「1908年・夏 (Estate - 1908)」[5:01] には静かに美しい第2のテーマが登場し、最後の「オルモとアルフレード (Olmo e Alfredo)」[2:18] でも聴かれる。
なお、「1922年・秋 (Autunno 1922)」[4:43] は、彼の若い頃の演奏会用作品「フレスコバルディの主題による変奏曲」の第5変奏を転用したもの。
『ミッション』 The Mission (1986)
★★★★★
モリコーネの代表的傑作の一つ。
征服の先兵としての役を担わされたキリスト教伝道師と、アマゾン原住民との接触を描くこの映画でモリコーネは、18世紀ローマ・カトリック教会音楽の語法と、南米の森林に原住するグァラニー族の民族音楽とを融合させる試みを行った。
モリコーネはこう語る。
この映画の仕事を引き受けたのは、映画を観た時に一目惚れというか、まったく恋する状態になってしまっていたからだ。最初はあまりにも映像が素晴らしいので引き受けたくないくらいだった。これは音楽が必要ないと思うくらいの一目惚れだったのだ。
[川原晶子氏による『ミッション』サントラ日本盤解説(東芝EMI, 1986年)より]
モリコーネはオーソドックスな管弦楽に、南米の縦笛ケーナやボンゴ、マラカスといった土俗打楽器を導入し、南米の民族音楽との統合を図った。その最も効果が現れている曲は、「地上の楽園 (On Earth As It Is in Heaven)」[3:49] であろう。
「地上の楽園」では、敬虔な祈りの合唱に、神父ガブリエルの吹く美しいオーボエが重なる。ほどなくエキゾチックな打楽器が野性的なリズムを打ち始め、合唱もリズミックになって南米のムードを醸し出す。
私が最も誇れるスコアは『ミッション』だ。「地上の楽園」のオーボエは私が心の中に秘めていたものだ。
作品は複合的な構造を持っている。曲は古風なスタイルで始まるが、これは次第に現代的な要素を強めていくためだ。古風な構造は背景で続くが、土俗的な打楽器のリズムに影響を及ぼすことはない。
『ミッション』を語る時、私はそれを古風な語法で書かれた現代音楽と説明することにしている。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
『ミッション』のスコアはモリコーネ自身にとっても大きな意味を持っていた。
『ミッション』の音楽は私という人間を非常によく表している。私がこういうタイプのスコアしか書かないというふうに限定しているのではない。その音楽が、私の仕事の興味の方向をとてもよく示しているということだ。
私の音楽のいくつかの要素は、既に『ウェスタン』で示されていたものだが、ここへ来てずっとくっきりと浮かび上がっている。神秘主義はすでに私の他の映画スコアに見られたが、この特別な映画では、大変明快なやり方で現れている。それは私の音楽の今後の方向性も示しているのだ。
[1987年、BAM誌の Jerry McCulley との対談で]
なお、サウンドトラックでは、モリコーネ自身がロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・ヴォイセズ、バーネット児童合唱団、南米の小楽団、グループ・アンカンタシオンを指揮している。
『アンタッチャブル』 The Untouchables (1987)
★★★★1/2
巨匠ブライアン・デ・パルマ監督との初共作。
監督との仕事はいつもスムーズにいったわけではない。
ブライアン・デ・パルマ監督は愛国的で勝ち誇った音楽が警察のアクションに伴うべきだと考えていたが、私は別の意見を持っていた。
[1989年、『Hollywood Reporter』誌の Giovanna Grassi との対談]
結局モリコーネが折れたことは、音楽を聴けば明白。
しかし、アンダースコアで12音技法を使うなどある程度の主張は通させてもらったようだ。
「The Untouchables (End Title)」[3:10] は交響的な厚みと輝きを持った名曲。
「アル・カポネ (Al Capone)」[2:55] はいつものモリコーネ節を彷彿とさせるが、音色が洗練されている。従来のあくの強さが薄まっているのは、ハリウッドのミュージシャンを使ったからか?
『ニュー・シネマ・パラダイス』 Nuovo cinema paradiso (1989)
★★★★
敗戦後のシチリア島−−その小さな村の映画館「映画天国」座に通い詰める"トト"ことサルヴァトーレ少年 (サルヴァトーレ・カシオ) の青春、恋、人生、そして映画への熱い思いを、映写技師アルフレード (フィリップ・ノワレ) との友情を軸に描く名作。
モリコーネのスコアは親密に映画に寄り添い、ピアノと弦楽合奏、それに木管を中心とした室内楽的な響きで、情感豊かな、ほのぼのとした雰囲気を与えている。
タイトル曲「ニュー・シネマ・パラダイス (Nuovo cinema paradiso)」[2:59] に示される憧れに満ちたメロディは、映画全体の第1主題と呼んでもいい。
次の「成長 (Maturita)」で聴かれるのはトトとアルフレードの友情を表現する第2主題と言えるだろう。
「過去と現在 (Infanzia e maturita)」[2:14] では3拍子の軽やかな第3主題に続き、第2主題が完全な形で展開される。どちらもアルフレードとの少年時代の楽しい思い出を象徴する。
そして甘く切なく、憧れが膨れ上がるような「愛のテーマ (Tema d'amore)」となる。クラリネットで慎ましく始まり、大きく盛り上がるこのテーマは、1964年生まれエンニオ・モリコーネの息子アンドレア・モリコーネ (1964〜 ) の作曲。
「廃墟の中で (Dopo il crollo)」[2:02] では第1主題が弦楽四重奏でやさしく現れる。
「初恋 (Prima gioventu)」[2:15] では再び揺りかごのような心地よいリズムに乗って、まず第3主題が登場、情感溢れるサックスによる第2主題の展開へと繋がる。
「ナタの愛のテーマ (Tema d'amore per nata)」[4:05] は「愛のテーマ」の変奏による長大な管弦楽スコアだが、これは映画ではラストシーンに流され、感動を大きく盛り上げる。
「検閲 (Visita al cinema)」[2:22] は室内楽編成による第1主題を使ったスコア。
「第4幕 (Quattro Interludi)」[1:56] はやはり第1主題を用いているが、即興で遊んでいるようなピアノと弦楽による短い曲で、実験的サウンドが垣間見られる。
「家出、捜索、そして帰宅 (Fuga, ricerca e ritorno)」[2:06] は、「愛のテーマ」を中心に据えたドラマティックな音楽。
「二人だけの映写会 (Proiezione a due)」[2:07] は第2主題を扱った心温まるキュー。
そして、「セックス・アピール 〜 フェリーニの登場 (Dal Sex Appeal Americano Al Primo Fellini)」[3:26] では、リッチなオーケストレーションを施した第1主題の様々な変奏となる。トトとアルフレードの、いやトルナトーレとモリコーネの映画讃歌と言えよう。
「トトとアルフレード (Toto e Alfredo)」[1:20] では弦楽合奏の伴奏に乗り、独奏ヴァイオリンが甘酸っぱい第3主題を弾き、アルフレードとの友情を表す。
「エレナへ (Per Elena) 」[1:52] では「愛のテーマ」がエレジー風の弦楽四重奏にアレンジされ、愛するエレナへの別れの感情を描くのである。
演奏しているローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma) は一流の演奏家を揃えているが、サックスにもう少しいい音色を望みたい。また、録音がややデッド。響きが乾いていると楽器から出る非楽音まで拾って興ざめとなりがちなので、録音はもう少しホール・エコーを拾うようにしてもらいたい。
『海の上のピアニスト』 La Leggenda del Pianista sull'Oceano (1998)
★★★★
1900年に豪華客船ヴァージニアン号で生まれ、捨て子として置き去りにされ、「ナインティーン・ハンドレッド」と名付けられた男。彼は生涯一度も陸に降り立つことなく、船の上のみを世界とし、天才ピアニストとしての人生を過ごす……
モリコーネは、ここで相変わらず優しい情感に溢れながら、シンフォニックなスケール感や実験的な手法にも満ち溢れた名スコアを書いた。
監督ジュゼッペ・トルナトーレは『ニュー・シネマ・パラダイス』以来、全ての作品の音楽をモリコーネに頼んでいる。今回も脚本を書く前からモリコーネに相談している。
モリコーネはすぐにアレッサンドロ・バリッコの原作を買って読み、相談を受けた翌朝の8時前にトルナトーレに電話をかけ、「じゃ、打ち合わせしよう」と言ってきた。そして、その日の午後にはもう、この映画のための音楽をトルナトーレにピアノで弾いて聴かせたという。
トルナトーレは「私は映画の音楽を付け足しとは考えていない。むしろ、脚本を書く段階から作曲という創造行為と関わりたい。[何しろ]音楽は台詞の表現や演技に影響を与えるし、何よりカメラ・ワークに影響を及ぼすのだから」と言っている。
実際、『ニュー・シネマ・パラダイス』で映写技師アルフレードを演じたフィリップ・ノワレに前もってモリコーネのテーマ曲を聴かせたら、あの名演を引き出せたのだという。
モリコーネはこのスコアに関し、次のような声名を出している。
私が、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画『海の上のピアニスト』のために作曲したこの音楽は、これまでに私がてがけた映画音楽にも見ることの出来ない特質を備えていると信じています。
この映画は真の音楽映画であり、そのために私は心理学、歴史、言語学から音楽的技巧や名人芸 (この映画は、一人の音楽家、独学の偉大なピアニストに関する物語なのです) といったモティーフや、壮大で叙情的な音楽シーン、あるいは親密で安らぎのあるシーン、またあるいはエンターテインメントに満ち溢れた楽しいシーンや、そうすと思えば徹底したリアリズムのシーン、といった様々なテーマの音楽シーンを相手に奮闘しなければなりませんでした。
これら全てのモティーフが見事に溶け合い、その結果この映画の特質を観客の皆様に充分に楽しんでもらうために、なくてはならない表現力が生み出されているのだと思います。
私は、この映画とその音楽が、それらにふさわしい成功を収めることを願ってやみません。この映画音楽は、扱われているテーマの多様性からいっても、私のこれまでの作品の中で最も成功を収めた作品の一つに数えられることでしょう。
[1999年9月、ローマにて。『ジャパン・タイムズ』の訳を一部改編]
声名で述べているように、このスコアではモーツァルトからラグタイム、ディキシーランド・ジャズ、そして原生的なフリー・ジャズまでが自在に扱われ、それがドラマと一体となって全体で劇的なシンフォニック・スコアを形成するという難事業が達成されている。そのためある部分では偶発的に多調性やポリリズムといった現代音楽の手法にも踏み込んでいる。
映画との関連で言えば、ナインティーン・ハンドレッドがピアノ演奏をレコードに吹き込む際、船室の窓越しに突然現われた少女(メラニー・ティエリー)に心を奪われ、彼女のテーマを知らず知らずのうちに即興で弾きはじめる場面があるが (「愛を奏でて (Playing Love)」) 、ここで生まれた主題が映画全体のメイン・テーマ「1900 (ナインティーン・ハンドレッド) のテーマ」になる。
ただやはり、録音がオン・マイク過ぎてホールのエコーを拾っていない。音が生々し過ぎで、演奏の粗も目立ち、夢見るような幻想の伝説に浸り切れない。「アカデミア・ムジカーレ・イタリアーナ (イタリア音楽アカデミア)」の演奏は超一級とは言えないまでも悪くはないのだが。
=エンニオ・モリコーネ 純音楽作品 概説=
モリコーネの演奏会用作品は1999年現在、公式リストで94を数えます。これ以外にサンタ・チェチーリア音楽院在学中の習作的な作品等も含めると、モリコーネのクラシック系作品は膨大な数にのぼります。
それをすべてここに掲載することは、このページの意図を超えることになりますので、ここではモリコーネのキャリアの上で重要な作品、あるいは映画音楽と関連が深い作品のみを、必要に応じてコメントを加えながら、年代順に取り上げていきます。
<1952>
- ピアノのための題名のない小説に寄せる前奏曲 (Preludio a una Novella senza titolo) (1952) ……恋人マリア・トラヴィアの言葉に霊感を受けて作曲。後に卒業作品「Tema di Circe」として書き直す。
<1953>
- 金管、ティンパニ、ピアノのためのソナタ (Sonata per ottoni, timpani e pianoforte) (1953?) ……1953年頃、学友だったブルーノ・ニコライのピアノ他で初演。
<1955>
- 管弦楽のためのフレスコバルディの主題による変奏曲 (Variazioni su un tema di Frescobaldi) (1955?) ……1955年頃、ローマで初演。学友だったブルーノ・ニコライのピアノ他で初演。第5変奏は、ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画『1900年』(1976)のスコアの中で、「1922年秋 (Autunno 1922)」というキューとして使われている。
<1956>
- ピアノのためのインヴェンション、カノン、リチェルカーレ (Invenzione, Canone e Ricercare per pianoforteo) (1952-1956 ?) ……演奏記録なし。「ソナタ、コラールと変奏曲 (Sonata, Il Corale e Variazioni)」の最終変奏に転用される。
<1957>
- 管弦楽のための協奏曲 (Concerto per orchestra) (1957) ……ヴェネツィア国際現代音楽祭参加作品として1958年にエルミニア・ロマーノ指揮するヴェネツィアのフェニーチェ劇場管弦楽団により初演された。実況録音はRAIにより録られ、1960年8月7日にRflのラジオ放送網を通じてイタリア中にオンエアされた。 演奏時間約18分。「我がマエストロ、ゴッフレード・ペトラッシに (A mio maestro Goffredo Petrassi)」献呈されている。
<1958>
- ヴァイオリン、チェロ、ピアノのためのディスタンツェ (Distanze) (1958/4) ……1959年頃ローマのアテネ劇場 (Teatro Ateneo) でレッディティ三重奏団 (Trio Redditi) の演奏により初演。 演奏時間約9分。「ピッチ及びジッロ・ポンテコルヴォへ (A Picci e Gillo Pontecorvo)」献呈。
- 11本のヴァイオリンのための音楽 (Musica per 11 violini) (1958/4) ……エリオ・ペトリ監督の映画『怪奇な恋の物語』(1969)で再使用。初演は1983年12月14日の「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」第20回音楽祭まで持ち越される。 演奏時間6分22秒。 献辞:「エリオ・ペトリに捧ぐ (Dedicata a Elio Petri)」
これ以降1966年に至るまでは映画音楽の仕事に忙殺され、演奏会用の作品は作られていない。
<1966>
- 合唱と管弦楽のためのある運命のためのレクイエム (Requiem per un destino) (1966) ……ヴィットリオ・デ・セータ監督の映画『人間もどき <未> (Un Uomo a metà)』(1965) のために書いたスコア「ある運命のためのレクイエム(Requiem per un destino)」[23:00]を演奏会用作品に編曲。 1967年6月17日にローマのバレット劇場 (Teatro del Balletto) で放送初演。 1983年に公開初演された時はヴィオラと合唱、管弦楽のための「人間もどき」 (Un uomo a met per viola, coro e orchestra) と題された。 演奏時間約23分。
なお、このレクイエムの素材は詩人・映画監督ピエロ・パオロ・パゾリーニの朗読劇「語られる瞑想 (Meditazione orale)」の音楽としても用いられた。 また、「懐妊」(1980)がボルドーで1984年にバレー音楽として上演された時、このレクイエムは中間部として使われた。
<1969>
- ヴィオラと磁気テープのためのディノのための響き (Suoni per Dino) (1969) ……ヴィオラ奏者ディノ・アスチオッラ (Dino Asciolla) のために作曲。アスチオッラはモリコーネの友人で、サントラ録音などにも参加。 1970年、ローマのオペラ座 (Teatro dell'Opera) のロビーでアスチオッラの演奏により初演。 演奏時間7分30秒。
- ソプラノと6つの楽器のための遥か彼方から (Da molto lontano) (1969) ……ブルーノ・アルベルト・ガブロ監督の映画『その人を見よ <未> (Ecce Homo)』(1968) の中でモンタージュ的に使用されている。ところで『その人を見よ』の音楽は劇場版「Veruschka」(1968) と共通点が多いので、恐らく「Veruschka」がオリジナルであり、それを演奏会用に整理・発展させたものがこの「遥か彼方から」であって、『その人を見よ』はこれらの素材のリミックス版ではなかろうか。 「ラ・ロケーレ (La Rochelle)」(?) 現代音楽祭で初演。 演奏時間不明。
<1970>
- バリトンと8つの楽器のためのCaput coctu show (1969 [1966?] -70) ……詩人・映画監督のピエル・パオロ・パゾリーニの言葉に作曲。 1971(?)年、ローマの中央劇場 (Teatro Centrale) で初演 (音楽監督:ブルーノ・ニコライ)。 演奏時間約8分。
<1972>
- 8本のトランペットのための禁じられたもの (Proibito) (1972) ……未初演・未録音 演奏時間約9分30秒 献辞:「即興集団『ヌオーヴァ・コンソナンツァ』の友たちへ捧ぐ (Dedicato agli amici del Gruppo di Improvisazione 'Nuova Consonanza')」
1976年以降、映画音楽の仕事を減らし、現代音楽創作へ時間を割くように。
<1978>
- 3つの短い小品 (1978) ……シューベルトのピアノ・ソナタ第8番嬰へ短調D.571の第1主題による3つの変奏。 編成:クラリネット、ヴィオラ、コントラバス、ピアノ。 映画『良い便り <未> (Le Buone notizie)』(1979) のために作曲・録音されたが、映画では使用されず。 1990年7月29日、テレッツァ・デル・カステルロ (Terrazza del Castello) のGioveで行われた音楽祭 ("Festivallungo un giorno lungo un anno - Festa del grano") で初演 。 演奏時間6分30秒。
<1979>
- 18人の児童合唱のための世界の子供たち (Bambini del mondo) (1979) ……ユニセフが国際児童年を記念して製作したアニメ映画『10人の生き残り <未> (Ten to Survive)』 (1979) のために作曲。 1981年4月26日、ローマでスクオラ・アウクシリウム児童合唱団 (Coro di voci bianche della Scuola Auxilium) により初演 。 演奏時間9分30秒。
- 児童合唱、独奏ヴァイオリン、チェレスタ、弦楽のための大きなヴァイオリン、小さな子供 (Grande violino, piccolo bambino) (1979) ……ユニセフが国際児童年を記念して製作したアニメ映画『10人の生き残り <未> (Ten to Survive)』 (1979) のために作曲。 演奏記録無し。 演奏時間5分29秒。
<1980>
- 女声と器楽合奏、電子楽器、弦楽合奏のための懐妊 (Gestazione) (1980) ……1983年5月6日にヴェローナで初演。 演奏時間約23分。 1984年にはボルドーでバレー音楽として上演された (この時、「ある運命のためのレクイエム」(1966)が中間部として使用。
<1981>
- 5本のファゴットと2つのコントラファゴットのためのトーテム 第2番 (Totem secondo) (1981) ……5本のファゴット、2つのコントラファゴット、打楽器のためのトーテムの改作。 1989年2月21日にローマで演奏大学協会 (Istituzione Universitaria dei Concerti) により、「英知(La Sapienza)」大学大ホール(Aula Magna)で初演 (後に国営RAI第3放送でオン・エア)。 演奏時間:14分32秒 献辞:「エンニオ・メリスへ (A Ennio Melis)」
- 女声、弦楽四重奏、ギターのための2つの夜の詩 (Due poesie notturne) (1981) ……初演:1982年2月 (?)、ストックホルム 演奏時間:約10分 献辞:「ゴッフレード・ペトラッシへ (A Ennio Melis)」
1983年以降、映画音楽の仕事をさらに減らし、現代音楽作曲に重点を移す。
また、現代音楽集団「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」の運営委員 (the board of administration) にも選ばれる (1983〜85年)。
<1985>
- フルート、チェロ、管弦楽のための第2協奏曲 (Secondo Concerto) (1984-85) ……「フルートとチェンバロのための習作 (A study for flute and chembalo)」(1980)を第1部へ改作。最初は単に「フルート、チェロ、管弦楽のための協奏曲 (concerto)」と題されていた。 初演:1993年3月9日、トリノ市の演奏会ホール「G・ヴェルディ (G. Verdi)」で、アンドレア・グリミネッリ(Fl)、ダリオ・デステファーノ(Vc)、ヴィットリオ・ボノリス指揮トリノ・フィルハーモニー管弦楽団 演奏時間:約26分 献辞:「ゴッフレード・ペトラッシに捧ぐ (Dedicato a Goffredo Petrassi per il suo ottantesimo compleanno)」
- ソプラノ、ピアノ、管弦楽のためのカンタータ「エロスの炎」 (Frammenti di Eros) (1985) ……歌詞:セルジオ・ミチェリ 初演:1985年9月8日、ヴェネツアのリドで、アリダ・マリア・サルヴェッタ(Sop)、アントニオ・バッリスタ(Antonio Ballista)(Pf)、アンジェロ・フィア指揮フェニーチェ劇場管弦楽団による。1989年4月にイタリア国営RAI第3放送でオン・エア。 演奏時間:約20分
<1986>
- ピアノのためのラグ断章 (Rag in frantumi) (1986) ……元来、ピアノのための4つの習作 (1983-89) の第3曲として作られたが、1988年に変更。 初演:1986年12月17日、ラキラ市 (L'Aquila) でマルコ・フモとセルジオ・ミチェリによって企画されたマルティメディア音楽祭 ("Dall'arte dell'intrattenimento all'intrattentimento dell'arte") の一環として第2ジョヴァンニ・パオロ・ホール (Sala Giovanni Paolo II) で開かれたイ・ソリスティ・アクィラーニ (I Solisti Aquilani) のコンサート "incontri contemporanei" において、マルコ・フモ (Marco Fumo) のピアノで行われた。 演奏時間:約5分 献辞:「 マルコ・フモに (A Marco Fumo)」
<1988>
- リフレインズ (Refrains) − ピアノと器楽合奏による6人への3つのオマージュ(讃歌)(3 omaggi per 6) (1988/1) ……
- バッハとホルマンに (a J.S.Bach - B.Holmann) (1969) = 映画音楽『ある夕食のテーブル <未> (Metti, una Sera a Cena)』(1969) の素材を改編。
- ジョプリンとフモに (a S.Joplin - M.Fumo) (1986) =
ピアノのための「ラグ断章」(1986)を転用。
- チェッリとイントラに (a F.Cerri - E.Intra) (1988)
初演:1988年4月10日、ミラノでマルコ・フモ (Marco Fumo) のピアノ、エンニオ・モリコーネ指揮のジャズ・クラス管弦楽団 (Jazz Class Orchestra) による。 演奏時間:約15分
- チェンバロのためのモルデンティ (Mordenti) (1988) …… 初演:1988年10月27日、ローマの聖ミケーレ聖堂複合施設の音楽ホール「エクス・ステンディトリオ (ex Stenditorio) 」で、音楽研究実験集団 (Gruppo di Ricerca e Sperimentazione Musicale) の演奏による。 チェンバロ:バルバラ・ヴィニャネッリ (Barbabra Vignanelli) 演奏時間:約7〜8分 献辞:「バルバラ・ヴィニャネッリに (A Barbabra Vignanelli)」
- チェンバロのためのネウミ (Neumi) (1988) …… 初演:1988年10月27日、ローマの聖ミケーレ聖堂複合施設の音楽ホール「エクス・ステンディトリオ (ex Stenditorio) 」で、音楽研究実験集団 (Gruppo di Ricerca e Sperimentazione Musicale) の演奏による。 チェンバロ:バルバラ・ヴニャネッリ (Barbabra Vignanelli) 演奏時間:約4分30秒〜5分
- 少年合唱と大太鼓のための3つのストライキ (Tre Scioperi) (1975-88) ……歌詞:ピエル・パオロ・パゾリーニ 3部構成の最初の2部分は1975年に作曲。 初演:1989年2月21日、ローマの「英知(La Sapienza)」大学大ホール(Aula Magna)で、演奏大学協会 (Istituzione Universitaria dei Concerti) 主催の演奏会で、パオロ・ルッチ指揮のアルクム少年合唱団 (Voci bianche dell'Arcum) により、初演。 演奏時間:約9分 献辞:「パオロ・ルッチとその少年合唱団に (A Paolo Lucci e al suo coro di voci bianchi)」
- ソプラノ、二人の語り手、合唱、管弦楽のためのヨーロッパのためのカンタータ (Cantata per l'Europa) (1988) ……歌詞:ヴァレリー、ユゴー、ダンテ、クローチェ、トマス・マン、チャーチル、ドゴール、ロベルト・シューマン、ホフマンスタール、アデナウアー他 初稿はフルートとギターが加えられていた。第2版でフルートとギターが除かれ、打楽器パートに変更が加えられた。 初演:1989年4月15日、リエージュの第7回国際ギター音楽祭で、ヴィクトリア・シュナイダー(Sop)、ガイ・ルコフスキ(Guy Lukowski)(Guit)、マルク・グローウェルス(Marc Grauwels)(Fl)、Laurnce Vanpaeschen & Pierre Bodson, speaker(語り)、ホルスト・シンガース、エンニオ・モリコーネ指揮リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 演奏時間:約30分
- 女声合唱とチェロのためのEchi (1988/7-8) …… 初演:1988年10月27日、ローマの聖ミケーレ聖堂複合施設の音楽ホール「エクス・ステンディトリオ (ex Stenditorio) 」に於ける音楽研究実験集団 (Gruppo di Ricerca e Sperimentazione Musicale) の演奏会で、女声合唱団「アウレリアーノ (Aureliano)」とステファーノ・ペッツィ(Vc)による。 チェンバロ:バルバラ・ヴニャネッリ (Barbabra Vignanelli) 演奏時間:6分30秒 献辞:「マリアに (A Maria)」
- フルートと磁気テープのためのカデンツァ (Cadenza) (1988) ……「フルート、チェロ、管弦楽のための第2協奏曲」(1984-85)から。 初演:1988年12月19日、バーリ市ピッチンニのコムナーレ劇場でロベルト・ファッブリチアーニのフルートによる。 演奏時間:約10分 献辞:「ロベルト・ファッブリチアーニに (A Roberto Fabbriciani)」
<1989>
- ピアノのための4つの習作 (Quattro Studi) (1983-89) ……第1曲 Liberamente は1983年10月10日、第2曲 Moderatamente mosse (espressivo) は1984年7月、第3曲 Articolato は1986年2月、第4曲 Articolato は1989年に書かれた。 初演:1989年9月8日にフロシノーネ (Frosinone) で音楽集団「900」 (ピアノ=マルコ・フモ (Marco Fumo)) により行われた。 演奏時間:約16分 献辞:第1曲「アンドレアに捧ぐ (Dedicato as Andrea)」、第2曲「アルナルド・クラツィオーシに捧ぐ (Dedicato a Arnaldo Graziosi)」、第3曲「アントニア・バッリスタに (A Antonia Ballista)」、第4曲「エンリコ・ピエラヌンツィに (A Enrico Pierannunzi)」
- 5つの楽器のためのSpecchi (1989/7-9) ……初演:1989年11月17日、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院に於いて、ローマ・ガルツィオ合奏団 (Ensemble Galzio di Roma) による。 演奏時間:約10分 献辞:「ローマ・ガルツィオ合奏団に (All'Ensemble Galzio di Roma)」
- 混声4部合唱と管弦楽のための2つの宗教曲 (Due pezzi sacri) (1989) ……第1曲:詩篇第18番、第2曲:「アレルヤ、アレルヤ」。 これらは元来TVミニ・シリーズ「I Promessi sposi」(1988)のために書かれたが使用されなかった曲。第1曲はのちに改編され、映画『パゾリーニ/イタリアの犯罪 <未> (Pasolini, un delitto italiano)』(1995) で「レクイエム」[5:40]として使われた。
初演:1990年9月18日、ブダペストのイタリア文化センターに於いて、パオロ・レポーレ (Paolo Lepore) 指揮するブダペストMAV交響楽団 (Orchestra Sinfonica MAV di Budapest) とコダーイ合唱団による。 演奏時間:約13分
1993年まではモリコーネはこの作品を正式な純音楽リストからは除外するつもりでいたが、1996年11月16日にローマのBasilica S.Maria degli Angeli聖堂でD.Renzetti指揮するローマ歌劇場管弦楽団&合唱団が演奏したことから考えを変え、正式カタログに加えた。
<1990>
- 無伴奏チェロのためのリフレクション (Riflessi) (1989-90) ……初演:1990年12月12日、ローマの現代芸術国立美術館 (Galleria Nazionale d'Arte Moderna) に於ける第27回「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」音楽祭 ("Incontri con i compositori") に於いて、マルク・ヴァルシャフスキーのチェロによる。 演奏時間:約10分 献辞:「マルク・ヴァルシャフスキーに (A Marc Varshavsky)」
<1991>
- 二重合唱と器楽合奏のための十字架の道行き − 第1の道程 (Una Via Crucis - Stazione I) (1991/2) ……「十字架の道行き」はミケーレ・ダッロンガロ (Michele Dall'Ongaro) 、エギスト・マッキ (Egisto Macchi) 、アントニオ・ポーチェ (Antonio Poce) との合作。歌詞:セルジオ・ミチェリ
分担は次のようになる。
- 十字架の形式による序奏 (Introduzione in forma di croce) (モリコーネ)
- 第1の道程 (Stazione I) (モリコーネ)
- 第2の道程 (Stazione II) (ポーチェ)
- 第3の道程 (Stazione III) (ダッロンガロ)
- 間奏曲 (Intermezzo) (ポーチェ)
- 第4の道程 (Stazione IV) (ポーチェ)
- 第5の道程 (Stazione V) (モリコーネ)
- 第6の道程 (Stazione VI) (ポーチェ)
- ハープのための間奏曲 (Intermezzo per Arpa) (マッキ)
- 第7の道程 (Stazione VII) (マッキ)
- 第8の道程 (Stazione VIII) (ダッロンガロ)
- 第2の間奏曲 (Secondo Intermezzo) (モリコーネ)
- 第9の道程 (Stazione IX) (モリコーネ)
- 第10の道程 (Stazione X) (ダッロンガロ)
- 第11の道程 (Stazione XI) (ポーチェ)
- 間奏曲 (Intermezzo) (ダッロンガロ)
- 第12の道程 (Stazione XII) (ダッロンガロ)
- 第13の道程 (Stazione XIII) (モリコーネ)
- 第14の道程 (Stazione XIV) (マッキ)
モリコーネは第1、第9、第13を書いた後、親友マッキが死去したため、第5も完成させる。1981年4月以降は追加の合唱が書き加えられた。 初演:1991年3月29日、フィレンツェの聖マリア大聖堂に於いてクラウディオ・ルーファ指揮のアンサンブルによって初演。
「十字架の道行き」全曲は1993年9月23日にオランダの放送局によって放送された。 演奏時間:2時間8分
- 二重合唱と器楽合奏のための十字架の道行き − 第13の道程 (Una Via Crucis - Stazione XIII) (1991/3) ……歌詞:セルジオ・ミチェリ 初演:1993年9月19日、オランダ、マーストリヒトの Theater a/h Vrijthof で行われた宗教音楽祭に於いて。 演奏時間:6分40秒
- 二重合唱と器楽合奏のための十字架の道行き − 第9の道程 (Una Via Crucis - Stazione IX) (1991/7) ……歌詞:セルジオ・ミチェリ 初演:1992年4月17日、フィレンツェの聖マリア大聖堂に於いてクラウディオ・アンブロシーニ指揮のエクス・ノーヴォ・アンサンブル (Ex Novo Ensemble) による。 演奏時間:約5分
<1992>
- 管弦楽のための十字架の道行き − 十字架の形式の間奏曲 (Una Via Crucis - Intermezzo in forma di Croce) (1992) ……初演:1992年4月17日、フィレンツェの聖マリア大聖堂に於いてクラウディオ・アンブロシーニ指揮のエクス・ノーヴォ・アンサンブル (Ex Novo Ensemble) による。 演奏時間:約3分
- 管弦楽のための十字架の道行き − 第5の道程 (Una Via Crucis - Stazione V) (1992) ……初演:1993年9月19日、オランダ、マーストリヒトの Theater a/h Vrijthof で行われた宗教音楽祭に於いて。 演奏時間:約6分
- ソプラノ、ピアノ、器楽合奏のための撒き散らされた墓碑銘 (Epitaffi sparsi) (1991-93) ……第1版は8つの碑文のみから成る。第2版は全部を含む。第3版 (1993) は間奏曲 (Interludio) を短縮。第4版では弦楽合奏が加わる。
初演 (第1版):1992年1月12日、スイスのバーゼル市の音楽大学大ホールで、バルバラ・ラツォッティ(Sop)、ガブリエッラ・モレッリ(Pf)による。 初演 (第2版):1993年7月28日、シエナで、ルイザ・カステッラーニ(Sop)、アントニオ・バッリスタ(Pf&指揮)他、ルチアーノ・アルベルティ(総監督) により。 初演 (第4版):一部が「Opera in un atto」の題名で1997年4月19-20日に Ascoli Piceno, Teatro Ventidio Basso で上演。
演奏時間:約45分 献辞:「ルチアーノ&ジャンニーナ・アルベルティへ (A Luciano e Giannina Alberti)」
<1993>
- 11の弦楽器のための習作 (Esercizi) (1992/12-1993/2) ……第2曲「ロマンツェ (Romanze)」はマウロ・ボロニーニ監督の無声映画『椿姫 <未> (La Dame aux Camélias)』(1981) への音楽をもとに1992年に作曲。 初演:1993年11月22日 演奏時間:約12分 献辞:第1曲「セルジオ・ミチェリに (A Sergio Miceli)」、第2曲「リタ&キアーラ・ミチェリに (A Rita e Chiara Miceli)」
- 女声のためのわお! (Wow!) (1993/5) ……初演:1993年6月17日、ローマの日本文化センターで平山美智子(Sop)による。 演奏時間:約3分 献辞:「平山美智子に (A Michiko Hirayama)」
- 独奏ヴァイオリンのためのエジストへの悲歌 (Elegia per Egisto) (1993/9) ……初演:1993年11月8日、ローマのカセッラ・ホールに於けるヌオーヴァ・コンソナンツァ音楽祭で。 演奏時間:3分30秒 献辞:「エジスト・マッキに (A Egisto Macchi)」
<1995>
- ソプラノ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための花と旗で覆われて (Coprirlo di fiori e di bandiere) (1995/2-3) ……映画『ペレイラの主張 <未> (Sostiene Pereira)』(1995/96) の「象徴 (Il simbolo)」というキューで使われた音型をもとに発展させた曲。 初演:1995年5月27日、ミラノ・スカラ座で行われた「抵抗の音楽 1995 (Musica per la Resistenza 1995)」という演奏会で、Ensemble Musica 20 による。 演奏時間:約6分 献辞:「ルイジ・ペスタロッツァに (A Luigi Pestalozza)」
<1997>
- 混声4部合唱、管弦楽、磁気テープのための終わりのための音楽 (Musica per un fine) (1997) ……ピエル・パオロ・パゾリーニによる自作詩 (『ギニア (La Guinea)』より「私のたった一人の子供の声 (La mia sola puerile voce)」) 朗読の録音テープを使う。 これは「2つの宗教曲」(1989) 第1曲「詩篇第18番」に新しい序奏を付けた改作で、序奏部は映画『パゾリーニ/イタリアの犯罪 <未> (Pasolini, un delitto italiano)』(1995) で自作朗読録音入りのキュー「私のたった一人の子供の声」[3:40]として用いられたもの。
初演:1998年11月7日、ローマのサンタ・チェチーリア国立音楽院に於ける「映画のための音楽 (Musiche per il cinema)」と題されたコンサートで、エンニオ・モリコーネ指揮する音楽院管弦楽団&合唱団による。 演奏時間:約4分
=エンニオ・モリコーネ 映画音楽リスト=
凡例: <VD> =劇場未公開/ビデオ・タイトル
<TV> =劇場未公開/テレビ放映時タイトル
<1960>
- Le Pillole di Erole (1960) ……監督:ルチアーノ・サルチェ。但しこのスコアは採用されず、アルマンド・トロヴァヨーリのスコアと差し替えられた。
- 『歌え!太陽』 Appuntamento a Ischia (1960)
<1961>
- Il Federale (1961)
... 別題 The Fascist (1961)
- Alla Scoperta Dell'America (1961) TV
- Enrico '61 (1961)
- Tiempe D'ammore (1961)
- Verró (1961) 短編
- Vicino al Ciel (1961) 短編
<1962>
- Le Due Legioni (1962)
- Ombre Vive (1962)
- La Cuccagna (1962) ……監督:ルチアーノ・サルチェ サントラ演奏:ルイジ・テンコ&リタ・パヴォーネ(歌)、エンニオ・モリコーネ&ピエルルイジ・ウルビニ(指揮)
... 別題 A Girl... and a Million (1962)
- 『太陽の下の18才』 Diciottenni al sole (1962)
... 別題 Eighteen in the Sun (1962)
- I Motorizzati (1962)
... 別題 Los Motorizados (1964) (スペイン語吹替版)
- 『狂ったバカンス』 La Voglia matta (1962) ……日本で公開されたモリコーネ作曲映画の第1号。 監督:ルチアーノ・サルチェ
... 別題 Crazy Desire (1962)
<1963>
- Le Ore Dell'amore (1963)
- Smash (1963)
- 『太陽! 太陽! 太陽!』 Tutto E'musica (1963)
- 『赤い砂の決闘』 Duello nel Texas (1963) ……Dan Savio 名義で作曲。指揮はLeo Nichols 名義。監督:リカルド・ブラスコ。日本で公開されたイタリア製西部劇の第1弾。
... 別題 Gringo (1964) (スペイン語吹替版)
... 別題 Gunfight at Red Sands (1963)
- 『(未公開)』I Basilischi (1963)
... 別題 The Basilisks (1963)
... 別題 The Lizards (1963)
- 『(未公開)』El Greco (1963) ……「怒りと追跡」[2:37] は沈痛な響きに支配された弦合奏曲で、バロック的な対位法的絡みも魅力。
- Le Monachine (1963) ……監督:ルチアーノ・サルチェ
... 別題 The Little Nuns (1963)
- Il Successo (1963)
... 別題 The Success (1963)
<1964>
- 『貴方にひざまづいて』In Ginocchio da te (1964) ……歌手ジャン・モランディを主演にした映画で、モランディの歌曲編曲が中心。監督:エットーレ・フィッツァロッティ サントラ演奏:ジャン・モランディ(歌)、カントーリ・モデルニ(合唱)
- I Trionfi (1964)
- ...e la donna creò l'uomo (1964) ……「And Woman Created Man」[1:54] は弦楽器群のピッツィカートを伴奏に独奏ヴァイオリンがメロディを弾き始める軽快なもの。主題は優美で魅力溢れる。
... 別題 Full Hearts and Empty Pockets (1964)
... 別題 Volles Herz und leere Taschen (1964) (西独)
- I Due evasi di Sing Sing (1964)
- 『ゼロの世代』I Malamondo (1964) ……監督:パオラ・カヴァラ サントラ演奏:ケン・コールマン&キャサリン・スパーク(歌)、ヌンツィオ・ロトンド(Tp)、カントーリ・モデルニ&ノーラ・オルランディの「4+4」(合唱)
... 別題 Malamondo (1964)
- I Maniaci (1964)
... 別題 Beautiful Eyes (1964)
... 別題 Los Mangantes (1964)
... 別題 The Maniacs (1964)
- I Marziani hanno dodici mani (1964) ……監督:フランコ・カステッラーノ&ジュゼッペ・モッチア サントラ演奏:ルイス・バカロフ&エンニオ・モリコーネ(指揮)
... 別題 Llegaron los marcianos (1969) (スペイン語吹替版)
... 別題 I Marziani hanno 12 mani (1964) (伊: 別綴り)
... 別題 Siamo quattro marziani (1964) (伊)
... 別題 The Twelve-Handed Men of Mars (1964)
- 『(未公開)』 Le Pistole non discutono (1964)
... 別題 Guns Don't Talk (1964)
... 別題 Die Letzten Zwei vom Rio Bravo (1964) (西独)
... 別題 Las Pistolas no discuten (1964) (スペイン語吹替版)
- 『荒野の用心棒』 Per un pugno di dollari (1964) ……Dan Savio名義。セルジオ・レオーネ監督との初共作。サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、アレッサンドロ・アレッサンドリーニ (口笛とギター)、ミケーレ・ラチェレンツァ (Tp)、カントーリ・モデルニ (合唱)
... 別題 Fistful of Dollars (1964)
... 別題 Für eine Handvoll Dollar (1965) (西独)
... 別題 Por un puñado de dólares (1964) (スペイン語吹替版)
- 『革命前夜』 Prima della rivoluzione (1964) ……主題歌「Vivere Ancora」は歌手 Gino Paoli の作。「Before the Revolution」[3:41] は弦合奏が演奏する重厚で心に染みる音楽。 監督・脚本ベルナルド・ベルトルッチ サントラ指揮:フランコ・フェッラーラ
... 別題 Before the Revolution (1964)
- La Scoperta dell'America (1964) ……1961年のTV映画と同じか?
- Controsesso (1964)
- Rotocarlo (1964) TV
- 『天地創造』 The Bible (1964) ……実際の映画では使われず、黛敏郎のスコアと入れ替えられた。この録音はのちのTVミニ・シリーズ「サハラの秘宝」 (1987)に転用される。製作:ディノ・デ・ラウレンティス、監督:ジョン・ヒューストン サントラ指揮:フランコ・フェッラーラ
<1965>
- 『077/地獄のカクテル』 Agente 077: Missione Bloody Mary ……マウリツィオ・グラーフが歌うテーマ曲のみ。それ以外の音楽はアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ(作曲家クレジットも彼の名)。
- Le Sedicenni (1965) ……歌手ディノを主演の音楽映画。主題歌「Sai, sai, sai」は他人の作でモリコーネは編曲と指揮のみと思われる。監督:ルイージ・ペトリーニ サントラ演奏:ディノ(歌)、カントーリ・モデルニ(合唱)
- 『夕陽のガンマン』 Per qualche dollaro in più (1965) ……監督:セルジオ・レオーネ サントラ演奏:アレッサンドロ・アレッサンドリーニ (口笛とギター)、ニコラ(ニーノ?)・クラッソ (Tp)、カントーリ・モデルニ (合唱)、エッダ・デロルソ(「Il Vizio d'Uccidere」のヴォーカル)
... 別題 For a Few Dollars More (1965)
... 別題 Für ein paar Dollar mehr (1966) (西独)
... 別題 La muerte tenía un precio (1966) (スペイン語吹替版)
... 別題 Por unos cuantos dólares más (1966) (スペイン語吹替版)
... 別題 Por unos pocos dólares más (1966) (スペイン語吹替版)
- 『ベイルートより愛をこめて』Agent 505 - Todesfalle Beirut (1965)
... 別題 Agent 505 - Death Trap Beirut (1965)
... 別題 La Trappola Scatta a Beirut (1965) (伊)
- Altissima Pressione (1965)
... 別題 Highest Pressure (1965) (米)
- 『亡霊の復讐 <TV>』 Amanti d'oltre Tomba (1965)
... 別題 The Faceless Monster (1965)
... 別題 Lovers Beyond the Tomb (1965)
... 別題 Lovers from Beyond the Tomb (1965)
... 別題 Night of the Doomed (1965)
... 別題 Nightmare Castle (1965)
... 別題 Orgasmo (1965)
- 『アルジェの戦い』 La Battaglia di Algeri (1965) [伊=アルジェリア合作] ……「1954年11月1日、アルジェリア」は小太鼓の冷徹なリズムに始まり、いろいろな楽器が乾いた音色で断片的に加わってくる有無を言わさない迫力に満ちた曲。 監督:ジッロ・ポンテコルヴォ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 La Bataille d'Alger (1965)
... 別題 The Battle of Algiers (1965)
- 『荒野の10万ドル』 100,000 (Centomila) dollari per Ringo (1965) ……作曲:ブルーノ・ニコライ、監修:モリコーネ
... 別題 Sangre sobre Texas (1965) (スペイン語吹替版)
... 別題 Ringo Came to Fight (1965)
- Idoli Controluce (1965)
- Menage All'Italiana (1965) ……「In Fondo al Miei Occhi (我が眼の奥底に)」[2:23] は弦とピアノ、ギターを伴奏に独奏チェロがメロディを奏でる夢見る風情の佳曲。
- 『夕陽の用心棒 <VD>』 Una Pistola per Ringo (1965) ……監督:ドゥチオ・テッサーリ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、カントーリ・モデルニ (合唱)
... 別題 A Pistol for Ringo (1965)
... 別題 Una Pistola para Ringo (1965)
- 『ポケットの中の握り拳』 I Pugni in tasca (1965)
... 別題 Fist in His Pocket (1965)
... 別題 Fists in the Pocket (1965)
- 『禿鷹のえさ』Sette pistole per i MacGregor (1965)
... 別題 Seven Guns for the MacGregors (1965)
... 別題 Siete pistolas para los Mac Gregor (1965) (スペイン語吹替版)
- Slalom (1965) [伊仏エジプト合作] ……監督:ルチアーノ・サルチェ、サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)
- Thrilling (1965) ……監督:エットーレ・スコラ他、サントラ演奏:リタ・モニコ(歌)
- Un Uomo a metà (1965) ……サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Almost a Man (1965)
... 別題 Half a Man (1965)
- 『続・荒野の1ドル銀貨』 Il Ritorno di Ringo (1965) ……、男声合唱と打楽器を強調したオーケストラをバックに男性歌手が絶唱するバラード……当時イメージされたマカロニ・ウェスタン音楽の典型。 監督:ドゥチオ・テッサーリ、サントラ演奏:マウリツィオ・グラーフ(歌)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Blood at Sundown (1966/I)
... 別題 El Retorno de Ringo (1966) (スペイン語吹替版)
... 別題 The Return of Ringo (1966)
- Fumo di Londra (1965)
- Non Son Degno di Te (1965) ……歌手ジャン・モランディの1964年ヒット曲をフィーチャーした音楽映画。モランディの歌曲編曲が中心。監督:エットーレ・フィッツァロッティ サントラ演奏:ジャン・モランディ(歌)、カントーリ・モデルニ&ノーラ・オルランディの「4+4」(合唱)
<1966>
- 『パゾリーニの 鳥 <VD>』 Uccellacci e uccellini (1966)……監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ サントラ演奏:ドメニコ・モドゥーニョ(歌)
... 別題 Hawks and Sparrows (1966)
... 別題 The Hawks and the Sparrows (1966)
- 『アッパー・セブン/神出鬼没』 (1966) Upperseven, L'uomo Da Uccidere
- 『復讐のガンマン』 La Resa dei conti (1966) [伊=西合作] ……エレキ・ギター、打楽器、歌詞のない合唱の土俗的な雄叫び……モリコーネのマカロニ作曲もルーティン化してきた感がある。監督:セルジオ・ソリマ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、クリスティ(歌)
... 別題 Account Rendered (1966)
... 別題 The Big Gundown (1966) (米)
... 別題 El Halcón y la presa (1966) (スペイン)
- 『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』 Il Buono, il brutto, il cattivo (1966) ……監督:セルジオ・レオーネ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、アレッサンドロ・アレッサンドリーニ(口笛)、エッダ・デロルソ&フランコ・コサッキ(Vo)、ミケーレ・ラチェレンツァ(Tp)、ブルーノ・バッティスティ・ダマリオ(ギター)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 The Good, the Bad and the Ugly (1966) (米: ビデオ題)
- 『黄金の棺 <TV>』I Crudeli (1966)……レオ・ニコルズ(Leo Nichols)名義。 「メイン・タイトル」[2:30] でトランペットが4度音程を重ねたモティーフをテーマとしているのが、実験好きのモリコーネらしい。監督:セルジオ・コルブッチ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Los Despiadados (1967) (スペイン語吹替版)
... 別題 The Hellbenders (1966)
- 『帰って来たガンマン』 Un Fiume di dollari (1966)
... 別題 The Hills Run Red (1966)
... 別題 A River of Dollars (1966)
- 『イタリア式愛のテクニック』Das Gewisse Etwas der Frauen (1966)
... 別題 Come imparai ad amare le donne (1966) (伊)
... 別題 How I Learned to Love Women (1966)
- I Lunghi giorni della vendetta (1966)
... 別題 Los Largos días de la venganza (1966) (スペイン語吹替版)
- 『マッチレス殺人戦列』 Matchless (1966)
- 『さすらいのガンマン』 Navajo Joe (1966) ……レオ・ニコルズ (Leo Nichols) 名義。監督:セルジオ・コルブッチ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、ジャンナ・スパニョーロ(歌)、カントーリ・モデルニ (合唱)
... 別題 Joe, El Implacable (1966) (スペイン語吹替版)
... 別題 Savage Run (1966) (米)
- 『華やかな魔女たち』 Le Streghe (1966) ……5人の監督による5編のオムニバス。いずれのエピソードにもシルヴァーナ・マンガーノが男を翻弄する役で主演。モリコーネが音楽を付けたのはピエル・パオロ・パゾリーニ監督のエピソード「La Terra Vista Dalla Luna」のみ。他の音楽担当はピエロ・ピッチオーニ
... 別題 Les Sorcières (1966) (仏)
... 別題 The Witches (1969) (米)
- 『目をさまして殺せ』 Svegliati e uccidi (1966)
... 別題 Too Soon to Die (1966)
... 別題 Wake Up and Die (1966)
- Aria Condizionata (1966)
- Mi Vedrai Tornare (1966)
<1967>
- 『血斗のジャンゴ』 Faccia a faccia (1967)
... 別題 Cara a cara (1968) (スペイン語吹替版)
... 別題 Face to Face (1967/I)
- 『さいはての用心棒』 Per pochi dollari ancora (1967) ……主題曲のみ。劇中では『ゼロの世代』の音楽がアレンジされて使用された。その他の音楽はジャンニ・フェリオ作曲。
... 別題 Fort Yuma Gold (1967) (米)
... 別題 El Hombre del Sur (1967) (スペイン語吹替版)
... 別題 Trois cavaliers pour fort Yuma (1967) (仏)
- Arabella (1967)
... 別題 Ragazza del Charleston (1967)
- 『残虐の掟』 L'Avventuriero (1967) ……「残虐の掟 第1部」[4:45] は弦合奏曲 (チェンバロを通奏低音とする) で、センチメンタルな短調の前楽節と、希望を感じさせる長調の後楽節からなり、繰り返される。
... 別題 The Rover (1967)
- 『中国は近い』La Cina è vicina (1967)
... 別題 China is Near (1967)
- 『アルデンヌの戦い』 Dalle Ardenne all'inferno (1967) ……「クリスティーナのテーマ (Tema di Cristina)」[2:41] が素晴らしい。
... 別題 ... und Morgen fahrt ihr zur Hölle (1967) (西独)
... 別題 Dirty Heroes (1967)
- Il Giardino Delle Delizie (1967) [スペイン] ……モリコーネのスパイ映画スコア。鐘、エレキギター、カントーリ・モデルニの刺激的なコーラス、独奏トランペット…と、マカロニにあった要素はそのままに、ロックン・ロールのスタイルの中に融合。「アドナイ (Adonai) 」はエレキ・ギターぎんぎんのロック・リズムに乗って、女声合唱が黄色い声でユダヤ教/キリスト教の唯一神の名「アドナイ」「ヤーヴェ」をただただ連呼するという異様なもの。サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
- Gentleman Jo... uccidi (1967)
... 別題 Gentleman Jo (1967)
... 別題 Gentleman Killer (1967)
- Il Giardino delle delizie (1967)
... 別題 Garden of Delights (1967)
- 『ドクター・コネリー/キッドブラザー作戦』 Operation Kid Brother (1967)……主題歌「Se Chiami Amore」はブルーノ・ニコライと共作。サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、クリスティ(歌)
... 別題 OK Connery (1967)
... 別題 Operation Double 007 (1967)
... 別題 Secret Agent 00 (1967)
- Pedro Páramo (1967)
- 『女と将軍』La Ragazza e Il Generale (1967)
... 別題 The Girl and the General (1967)
- Scusi, facciamo l'amore (1967)
... 別題 Listen, Let's Make Love (1967)
- 『殴り込み兄弟』 Sette donne per i MacGregor (1967)
... 別題 7 Women for the MacGregors (1967)
... 別題 Siete mujeres para los Mac Gregor (1977) (スペイン語吹替版)
... 別題 Up the MacGregors (1967)
- 『群盗荒野を裂く』 ¿Quien sabe ? (1967)……作曲:ルイス・バカロフ、音楽監督:モリコーネ
... 別題 ¿El Chucho quién sabe ? (1967)
... 別題 A Bullet for the General (1967)
<1968>
- 『盗みのプロ部隊』Ad ogni costo (1968) [伊=西=西独合作] ……タイトル曲「Punto e Basta」はバート・バカラックの『007/カジノ・ロワイヤル』を思わせるポップなトランペットによる軽快な曲。監督:ジュリアーノ・モンタルド サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Top Job (1968) (西独)
... 別題 Diamantes a gogó (1969) (スペイン)
... 別題 Grand Slam (1968)
- 『明日よさらば』Gli Intoccabili (1968) [伊] ……タイトル曲「ハンク・マッケインのバラード」はきびきびした行進曲調に始まり、激しい転調を繰り返す。やがて時流に乗ったグループサウンズ風の音の動きになる。監督:ジュリアーノ・モンタルド サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、ジャッキー・リントン (Jackie Lynton、過去に日本で発売されたシングル盤の表示は「ジャッキー・レイトン」) (歌)
... 別題 Machine Gun McCain (1968) (米)
... 別題 For A Price (1968)
- 『テオレマ』Teorema (1968)……監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
... 別題 Theorem (1968)
- 『サン・セバスチャンの攻防』La Bataille de San Sebastian (1968) ……監督:アンリ・ヴェルヌイユ サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 I Cannoni di San Sebastian (1968) (伊)
... 別題 Los Cañones de San Sebastián (1968) (メキシコ)
... 別題 Guns for San Sebastian (1968)
- 『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』Da uomo a uomo (1968) ……主題歌はラオールの歌。
... 別題 Death Rides a Horse (1968)
- 『さすらいの用心棒 <TV>』/『暁のガンマン <TV・別>』...e per tetto un cielo di stelle (1968) ……マカロニ・ウェスタンだが、しっとりしみじみした情感の音楽。 出演:ジュリアーノ・ジェンマ サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 And for a Roof a Sky Full of Stars (1968)
- 『さらば恋の日』Un Bellissimo Novembre (1968) [伊=仏合作] ……主題曲「Naddu」はモリコーネの妻マリア・トラヴィアが作詞。 監督:マウロ・ボロニーニ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、ファウスト・チリアーノ(歌)
... 別題 Ce merveilleux automne (1968) (仏)
... 別題 That Splendid November (1968)
- 『ギャングスター』Comandamenti per un gangster (1968)
- 『黄金の眼』Danger: Diabolik (1968)
... 別題 Diabolik (1968)
- Ecce Homo (1968) [伊] ……「Ventura dal Mare」[15:00]は劇場音楽「Veruschka」 (1968) に似ているがアレンジが異なる。 監督::ブルーノ・アルベルト・ガブロ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ(Vo)、ニコラ・サマーレ(フルート)、ディノ・アスチオッラ(ヴィオラ)、アンナ・パロマ(ハープ)、F・ゴルターニ(ヴァイブズとマリンバ)、F・ジョルダーノ(打楽器)
- 『エスカレーション』Escalation (1968)
- 『(未公開)』Galileo (1968)
- 『殺しが静かにやって来る』Il Grande Silenzio (1968)……陰惨な映画と対照的に、メイン・タイトル「Il Grande Silenzio (Restless)」[2:29] ではギター、ハープシコード、ハープなどきらきらした音色をちりばめ、フルート、ホルン、エレキ・ギターに抒情的なテーマを歌わす。 監督:セルジオ・コルブッチ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 The Big Silence (1968)
... 別題 Le Grand silence (1968) (仏)
... 別題 The Great Silence (1968)
- 『(未公開)』Grazie, Zia (1968)
... 別題 Come Play with Me (1968)
... 別題 Thank You Aunt (1968)
- 『ハーレム』L'Harem (1968)
- Italia vista dal cielo (1968)
- 『(未公開)』Mangiala (1968)
... 別題 Eat It (1968)
- 『豹(ジャガー)』Il Mercenario (1968)……監督:セルジオ・コルブッチ。ブルーノ・ニコライと共作。
... 別題 The Mercenary (1968) (米)
... 別題 A Professional Gun (1968)
... 別題 Salario para matar (1968) (スペイン)
- Partner (1968)
... 別題 Il Sosia (1968) (伊)
- 『俺はプロだ!』Roma come Chicago (1968)
... 別題 Bandits in Rome (1968)
- 『(未公開)』Sai cosa faceva Stalin alle donne? (1968)
- La Stagione dei sensi (1968)
... 別題 Season of the Senses (1968)
- 『復讐無頼・狼たちの荒野 <未>』/『復讐の三匹 <TV>』 Tepepa (1968)
... 別題 Blood and Guns (1979) (ビデオ題)
- 『ウエスタン』 C'era una volta il west (1968) [伊=米] ……監督:セルジオ・レオーネ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、アレッサンドロ・アレッサンドローニ(口笛)、フランコ・デ・ジェミニ(ハーモニカ)、ブルーノ・バッティスティ・ダマリオ(エレキ・ギター)、エッダ・デロルソ(Vocal)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Once Upon a Time in the West (1969) (米)
- Geminus (1968) TV
- 『続・復讐のガンマン <未>』 Corri, Uomo, Corri (1968) ……クレジットは「作曲:ブルーノ・ニコライ」だが、モリコーネ作曲と言われる。
- H2S (1968)
- 『(未公開)』Cuore Di Mamma (1968)
<1969>
- 『シシリアン』Le Clan des Siciliens (1969) ……監督・脚本:アンリ・ヴェルヌイユ
... 別題 The Sicilian Clan (1969) (米)
- 『恋人泥棒』Ruba al prossimo tuo (1969)
... 別題 A Fine Pair (1969) (米)
- 『黄色い戦場』 Fräulein Doktor (1969)
... 別題 The Betrayal (1969)
... 別題 Gospodjica Doktor-Spijunka bez imena (1969) (ユーゴスラヴィア/セルビア語タイトル)
... 別題 Stamboul Quest (1969)
- 『五人の軍隊』 Un Esercito di cinque uomini (1969) ……多様な楽器やサウンドをモンタージュし、小太鼓のリズムを強調し、5度音型を積み重ね、シンフォニックな盛り上がりを導く手法や、音楽自体の特性が、『続・夕陽のガンマン』に極めて近い。 サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、フランコ・デ・ジェミニ(ハーモニカ)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 The Five Man Army (1969) (米)
- 『(未公開)』L'Alibi (1969)
- 『彼女と彼』 L'Assoluto naturale (1969) ……タイトル曲は、心地よいギターのかき鳴らし伴奏と軽いリズム・セクションに乗って、管楽器に伸びやかなメロディーが奏される落ち着いたもの。
... 別題 She and He (1969)
- 『さよならを言わないで』 Una Breve stagione (1969)
... 別題 Brief season (1969)
- 『(未公開)』 La Donna invisibile (1969) ……「Alla serenita」[5:20] ではボサノバ調の軽快なリズムをバックに弦とトロンボーンがムードを醸しだし、エッダがセクシーなスキャットで悩殺。 サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、エッダ・デロルソ(歌)
- 『銃殺! ナチスの長い五日間』 Gott mit uns (1969) ……監督:ジュリアーノ・モンタルド
... 別題 Crime of Defeat (1969)
... 別題 Die im Dreck krepieren (1969)
... 別題 Dio è con noi (1969) (伊)
... 別題 The Fifth Day of Peace (1969)
... 別題 God with Us (1969)
... 別題 The Last Five Days of Peace (1969)
- 『ある夕食のテーブル <未> (Metti, una Sera a Cena)』 (1969) ……= Nastro d'Argento 賞受賞 = サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ(歌)
... 別題 Love Circle (1969)
... 別題 One Night at Dinner (1969)
- 『ロザリオの悲しみ』 La Monaca di Monza (1969)
... 別題 The Awful Story of the Nun of Monza (1969) (英)
... 別題 The Lady of Monza (1969)
... 別題 La Monaca di Monza: Una storia lombarda (1969)
... 別題 The Nun of Monza (1969)
- 『ケマダの戦い』 Quemada ! (1969) ……監督:ジッロ・ポンテコルヴォ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Burn ! (1969) (米)
... 別題 Queimada ! (1969)
- 『怪奇な恋の物語』 Un Tranquillo posto di campagna (1969) ……監督:エリオ・ペトリ
... 別題 A Quiet Place in the Country (1969)
- 『真昼の死闘』 Two Mules for Sister Sara (1969)
- 『歓びの毒牙(きば)』 L'Uccello dalle piume di cristallo (1969) [伊=西独合作] ……タイトル曲では水晶のきらめきを連想させる幻想的な響きを伴って、陳腐なほどキャッチーなヴォーカルが歌詞なしの「ラ」のスキャットでべたべたと歌う。そのミスマッチ度が不可思議な印象を深める。監督:ダリオ・アルジェント サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 The Bird with the Crystal Plumage (1969)
... 別題 Bird with the Glass Feathers (1969)
... 別題 GThe allery Murders (1969)
... 別題 Das Geheimnis der schwarzen Handschuhe (1969) (西独)
... 別題 Phantom of Terror (1969)
- 『殺人捜査』 Indagine su un cittadino al di sopra di ogni sospetto (1969) [伊] ……タイトル曲では、チェンバロや弦、ウッドブロック (木魚) などが刻むリズムに上に、口琴 (ジューズ・ハープ) がぽよよ〜んという空虚な響きを出し、スタッカート気味の硬質な行進曲が繰り広げられる。 監督:エリオ・ペトリ 音楽監督・サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Investigation of a Citizen Above Suspicion (1970) (米)
... 別題 Investigation of a Private Citizen (1970)
- Vergogna schifosi (1969) ……サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ(Vo)、カントーリ・モデルニ(合唱)
- 『女戦士ゼナベル』Zenabel (1969)
- Giotto (1969) TV記録映画
- Giovanni ed Elviruccia (1969) TV
- Senza Sapere Niente di Lei (1969) ……サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
<1970>
- 『シシリアの恋人』 La Moglie più Bella (1970) [伊] ……サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
- 『(未公開)』 Le Foto proibite di una signora per bene (1970) ……「問題の写真 (Quelle foto)」[5:03] はこの時代の典型的なモリコーネ・ポップスで、ボサノバを思わせるリズムに乗せ、エッダのスキャットが自在に展開。 サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、エッダ・デロルソ(ヴォーカル)
... 別題 Días de angustia (1971) (スペイン語吹替版)
... 別題 Forbidden Photos of a Lady Above Suspicion (1970) (英)
- 『さらば美しき人』 Addio fratello crudele (1970)
... 別題 'Tis a Pity She's a Whore (1970)
- 『(未公開)』 La Califfa (1970) ……= Nastro d'Argento 賞受賞 = メイン・タイトル「La Califfa」[2:37] はピアノと弦をバックにオーボエが気品溢れるメロディを奏する落ち着いたもので、モリコーネのベスト・スコアの一つに数えられる。 サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Lady Caliph (1970)
- 『(未公開)』 I Cannibali (1970)
... 別題 The Cannibals (1970)
... 別題 The Year of the Cannibals (1970)
- 『狼の挽歌』 Città violenta (1970) [伊=仏] ……呻くようなエレキ・ギターので圧迫感を強調。 監督:セルジオ・ソリマ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 The Family (1970)
... 別題 Violent City (1970)
- 『デカメロン』 Il Decameron (1970) [伊=仏] ……監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ 音楽監督:エンニオ・モリコーネ
... 別題 The Decameron (1970)
- 『わたしは目撃者』 Il Gatto a nove code (1970) [伊=仏=西独] ……監督:ダリオ・アルジェント サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ (Vo)
... 別題 The Cat o' Nine Tails (1971) (米)
... 別題 Le Chat à neuf queues (1971) (仏)
... 別題 Die Neunschwänzige Katze (1971) (西独)
- Giochi particolari (1970)
... 別題 Le Voyeur (1970) (仏)
- 『要塞』 Hornet's Nest (1970) [伊=米] ……サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 I Lupi attaccano in branco (1970) (伊)
... 別題 Il Vespaio (1970)
- 『わが青春のフロレンス』 Metello (1970) [伊] ……監督:マウロ・ボロニーニ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ。 「Metello (Tema Titoli) その3」[2:19] はオルガンに支えられたハープ独奏で始まり、弦合奏を率いたピアノに受け継がれる落ち着いた曲。
- Quando le donne avevano la coda (1970)
... 別題 When Women Had Tails (1970)
- 『(未公開)』Uccidete il vitello grasso e arrostitelo (1970)
- 『ガンマン大連合』 ¡Vamos a matar, compañeros ! (1970) [伊=西=西独] ……監督:セルジオ・コルブッチ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Compañeros (1970)
... 別題 Los Compañeros (1970)
... 別題 Zwei Compañeros (1971) (西独)
- 『SOS北極.../赤いテント』 Krasnaya palatka (1970)
…… 日本ではソ連の作曲家アレッサンドロ・ザツェービンの音楽 (盤権:Melodiya) で公開された。 監督:ミハイル・K・カラトーゾフ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ指揮 ローマ音楽家連盟 (Unione Musicisti di Roma)、独奏ヴィオラ:ディノ・アスチオッラ
... 別題 The Red Tent (1971) (米)
... 別題 La Tenda rossa (1971) (伊)
- Lui Per Lei
- 「バージニアン」 "The Men From Shiloh" (1970) 米TVシリーズ ……1962年から2年ほど続いたTVシリーズ「バージニアン (The Virginian)」 (1962) を再放送するにあたり、タイトルを変えると同時に、モリコーネに新しいテーマ曲 (メイン・タイトルとエンド・タイトル、1970-1971) を依頼。エレキ・ギターや混声合唱を使ったお馴染みのサウンドが全開。
<1971>
- 『4匹の蠅』 4 mosche di velluto grigio (1971) [伊=仏] ……ホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェント監督による名作スリラー。女声を楽器として使ったスコアも傑作。 サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ (Vo)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Four Flies on Grey Velvet (1971)
... 別題 Four Patches of Grey Velvet (1971)
- 『労働者階級は天国に入る <JSB放映>』 La Classe Operaia Va In Paradiso (1971) [伊] ……「Pazzia da Lavoro」では複調を使った激しい調子の行進曲を聴ける。 監督:エリオ・ペトリ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Lulu the Tool (1971)
... 別題 The Working Class Goes to Heaven (1971)
- 『(未公開)』 Correva l'anno di grazia 1870 (1971) [伊] ……監督:アルフレード・ジャネッティ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 1870 (1971) (海外用英題)
- Tre Donne (1971) TV [伊] ……『...Correva l'Anno di Grazia 1870』 (1971) のTV映画版。サントラ演奏等同上
- 『大空を裂くジェット野郎 <TV>』 Forza 'G' (1971) ……「奇跡よ来たれ (Come un Miracolo)」は、静かな弦とチェンバロを背景に、独奏トランペットがメランコリックなメロディを吹く…という典型的モリコーネ節。「Sospesi tra le nuvole」は、心地よいギターのつま弾き伴奏と、鍾乳洞の中に反響する水音のような電子楽器の音を背にした美しいメロディ。 監督:ドゥッチオ・テッサーリ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Die Todesflieger (1971)
- 『新・殺しのテクニック 次はお前だ!』 Giornata nera per l'ariete (1971)
... 別題 Evil Fingers (1971)
... 別題 The Fifth Cord (1971)
- Il Giorno del giudizio (1971)
... 別題 Drummer of Vengeance (1971)
- Hayat sevince guzel (1971) (『ウエスタン』(1969) より)
... 別題 Life Joy Beauty (1971) (直訳英題)
- 『別れ』Incontro (1971)
- L'Istruttoria è chiusa: dimentichi! (1971)
... 別題 L' Istruttoria è chiusa: dimentichi (Tante sbarre) (1971) (伊)
- 『幻想殺人 <TV>』 Una Lucertola con la pelle di donna (1971) [伊=西=仏] ……監督:ルチオ・フルチ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ (Vo)
... 別題 Carole (1971) (仏)
... 別題 Una Lagartija con piel de mujer (1971) (スペイン語吹替版)
... 別題 A Lizard in a Woman's Skin (1971)
... 別題 Schizoid (1973) (米)
... 別題 Le Venin de la peur (1971) (仏・別題)
- Maddalena (1971) [伊=ユーゴ] ……「Come Maddalena」と「Chi Mai (キ・マイ)」という2大名曲を含む。特に「Chi Mai」は1981年の『プロフェッショナル』でも使われ、モリコーネを代表する名曲の一つとして広く知られるようになった。 サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮・オルガン)、エッダ・デロルソ (Vo)、カントーリ・モデルニ& Le Voci Bianche di Renata Cortiglioni(合唱)、ヴィンチェンツォ・レストゥチア(打楽器)
- Malastrana (1971)
... 別題 Corta notte delle bambole di vetro (1971)
- 『(未公開)』 Mio caro assassino (1971)
... 別題 My Dear Killer (1971) (英: ビデオ題)
... 別題 Sumario sangriento de la pequeña Stefania (1971) (スペイン語吹替版)
- 『(未公開)』 Gli Occhi freddi della paura (1971)
... 別題 Cold Eyes of Fear (1971)
... 別題 Los Fríos ojos del miedo (1971) (スペイン語吹替版)
- 『遥かなる青い海』 Oceano (1971)
- Quando le donne persero la coda (1971)
... 別題 Toll trieben es die alten Germanen (1971) (西独)
... 別題 When Women Lost Their Tails (1971)
- 『カンタベリー物語』 I Racconti di Canterbury (1971)……監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
... 別題 The Canterbury Tales (1971)
- 『死刑台のメロディ』 Sacco e Vanzetti (1971) [伊=仏] ……= Cork Film International 賞 受賞 =監督:ジュリアーノ・モンタルド サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、ジョーン・バエズ(歌)、カストーネ・キアリーニ(オーボエ)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Sacco and Vanzetti (1971)
- 『夕陽のギャングたち』 Giù la testa (1971) [伊] ……監督:セルジオ・レオーネ 音楽監督/サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ サントラ演奏:エッダ・デロルソ(Vo)、カントーリ・モデルニ(合唱)
... 別題 Duck, You Sucker (1972) (米)
... 別題 A Fistful of Dynamite (1972) (英)(米: 別題)
... 別題 Once Upon a Time... the Revolution (1972)
... 別題 Todesmelodie (1972)
- 『(未公開)』 Veruschka (1971) [伊] ……レナート・ラスカル監督の同名の劇場ショー (1968) の映画化と思われる。劇場音楽はやや前衛的で、『Ecce Homo』 (1968) の「Ventura dal Mare」によく似ているが、アレンジは異なっている。それに対しこちらの映画の音楽はより分かり易い。「メイン・タイトル」[2:54] はアップ・テンポのボサノバ調伴奏に乗ってエッダが自由奔放にスキャットを歌うお馴染みのパターン。 監督:フランコ・ルバルテッリ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、エッダ・デロルソ (Vo)
... 別題 Veruschka - poesia di una donna (1971) (伊)
- 『タランチュラ』La Tarantola dal ventre nero (1971) [伊=仏] ……監督:パオラ・カヴァラ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 The Black Bellied Tarantula (1972)
... 別題 Black Belly of the Tarantula (1972)
... 別題 Tarentule au ventre noir (1972) (仏)
- 『刑事キャレラ/10+1の追撃』Sans mobile apparent (1971) [伊=仏] ……「メイン・タイトル」[4:20] はピアノ、口笛、打楽器、トロンボーン、ベースなどが断片的な音型を提示する独特のもの。 監督:フィリップ・ラブロ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、アレッサンドロ・アレッサンドリーニ(口笛)、M・ヴェルゼッラ(Mellophon)
... 別題 Senza movente (1972) (伊)
... 別題 Without Apparent Motive (1972)
- Sorrisi e Canzoni (1971) TV
- Storie dell'Anno 1000 (1971) TV
- Tre Nel Mille (1971) ……TV映画『Storie dell'Anno 1000』 (1971) の劇場公開版。
<1972>
- 『ライフ・イズ・タフ <未>』 La Vita, a volte, è molto dura, vero Provvidenza? (1972)
... 別題 On m'appelle Providence (1972) (仏)
... 別題 Providenza - Mausefalle für zwei schräge Vögel (1972) (西独)
... 別題 Sometimes Life Is Hard - Right, Providence? (1972)
- 『ザ・ビッグマン』Un Uomo da rispettare (1972)
... 別題 Ein Achtbarer Mann (1972) (西独)
... 別題 Hearts and Minds (1972)
... 別題 The Master Touch (1972) (米)
- 『華麗なる大泥棒』Le Casse (1972) ……監督・脚本:アンリ・ヴェルヌイユ
... 別題 The Burglars (1972)
... 別題 Kuppen (1972)
- Cosa avete fatto a Solange? (1972) ……「ソランジェに何をした?」[2:35] は、強調される短3和音の刻み、意味ありげな断片的な音型、ピアノ、ギター、チェンバロなどのきらっと光るような音色、エッダ・デロルソの色っぽいヴォーカル……など、『ある愚か者の悲劇』を思わせる曲。
... 別題 Geheimnis der gr・en Stecknadel, Das (1972) (西独)
... 別題 School That Couldn't Scream, The (1972) (米)
... 別題 What Have They Done to Solange? (1972) (米)
... 別題 Who Killed Solange? (1972)
... 別題 Who's Next (1972)
- Anche se volessi lavorare, che faccio? (1972) ……タイトル曲はモリコーネお得意の様々な音素材を使った奇抜で軽快なコラージュ。「Lei Se Ne Muore」では、ピアノや弦の和音が次第に高鳴って希望と憧れを膨らませ、ヴァイオリンと合唱が幅広いメロディーを感動的に演奏。
- 『影の暗殺者/フランスの陰謀 <VD>』L'Attentat (1972)
... 別題 Das Attentat (1973) (西独)
... 別題 L'Attentato (1972) (伊)
... 別題 The French Conspiracy (1972)
- 『青ひげ』 Bluebeard (1972)
... 別題 Barbablù (1972) (伊)
... 別題 Barbe-bleue (1972) (仏)
- Chi l'ha vista morire (1972)
... 別題 Who Saw Her Die? (1972)
- 『家庭教師』La Cosa buffa (1972)
- Crescete e moltiplicatevi (1972)
- 『(未公開)』D'amore si muore (1972)
- Les Deux saisons de la vie (1972)
... 別題 Les Deux saisons (1972)
... 別題 De Twee saisonen van het leven (1972)
- 『かわいい悪魔』Il Diavolo nel cervello (1972)
... 別題 Devil in the Brain (1972)
... 別題 Le Diable dans la tête (1972) (仏)
- Fiorina la vacca (1972)
- Imputazione di omicidio per uno studente (1972)
- 『J&S/さすらいの逃亡者』/『さすらいの逃亡者・火を吹く皆殺しのマシンガン <TV放映題>』/『ワイルド・ラブ <TV・別>』 J. and S. - storia criminale del far west (1972)……監督:セルジオ・コルブッチ
... 別題 La Banda J. & S. - cronaca criminale del far-west (1972)
... 別題 Bandera Bandits (1972) (米国版)
... 別題 Los Hijos del día y de la noche (1972) (スペイン語吹替版)
... 別題 Die Rote Sonne der Rache (1972) (西独)
... 別題 Sonny and Jed (1972)
- Il Maestro e Margherita (1972) ……「L'Incontro (接近)」 [4:15] はツィターで始まり、エッダ・デロルソのヴォーカルに引き継がれる。バックの弦の絶妙なハーモニー共々天国的な美しさ。
... 別題 Majstor i Margarita (1972)
- Le Moine (1972)
... 別題 Il Monaco (1972) (伊)
... 別題 The Monk (1972)
- Perché ? (1972)
... 別題 I Figli chiedono perché (1972) (伊: 別題)
... 別題 Why (1972)
- 『(未公開)』Quando la preda è l'uomo (1972)
... 別題 Spogliati, protesta, uccidi! (1972)
- Questa specie d'amore (1972) ……心に染み入るメイン・テーマは忘れがたい。サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 This Kind of Love (1972)
- 『エスピオナージ』Le Serpent (1972) ……監督・脚本:アンリ・ヴェルヌイユ
... 別題 Night Flight from Moscow (1972)
... 別題 Die Schlange (1972) (西独)
... 別題 The Serpent (1972)
... 別題 Il Serpente (1972) (伊)
- Il Ritorno di Clint il solitario (1972) ……『黄金の棺』『ガンマン大連合』の曲を再使用。オリジナル曲ありとの噂も。
... 別題 El Retorno de Clint el solitario (1972) (スペイン)
... 別題 The Return of Clint the Stranger (1972) (欧州: 直訳英題)
... 別題 There's a Noose Waiting for You... Trinity! (1972) (欧州: 英題)
- 『進撃0号作戦』Che c'entriamo noi con la rivoluzione ? (1972) [伊=西] ……監督:セルジオ・コルブッチ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 ¡Qué nos importa la revolución ! (1973) (スペイン語吹替版)
... 別題 What am I doing in the middle of a revolution ? (1973) - Le Tueur (1972)
- L'Ultimo uomo di Sara (1972)
- L'Uomo e la magia (1972) (TV)
- 『(未公開)』La Violenza: Quinto potere (1972)
- ¡Viva la muerte... tuya ! (1972)
... 別題 Don't Turn the Other Cheek (1972)
... 別題 Long Live Your Death (1972)
... 別題 Viva la muerte... tua! (1972) (伊)
... 別題 Zwei wilde Companeros (1972) (西独)
- 『(未公開)』La Proprietà non è più un furto (1972)
- 『(未公開)』Le Due Stagioni Della Vita (1972)
- 『(未公開)』I Bambini Ci Chiedono Perché (1972) ……「メイン・タイトル」[2:32] は、ピアノが弾き鳴らし、オケが高潮し、エッダが声を張る大変ドラマティックなもの。 サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、エッダ・デロルソ(Vocal)
- I Nicotera (1972)
- Io e… (1972)
<1973>
- 『ミスター・ノーボディ』Il mio nome è nessuno (1973) [伊=仏=西独] ……タイトル曲「Il Mio Nome è Nessuno」[3:09]は、爽やかなギター伴奏にのって、ユーモラスな口琴やほのぼのとした縦笛が心をほぐす佳曲で、とてもウェスタンの音楽とは思えない。 原案:セルジオ・レオーネ他 監督:トニーノ・ヴァレリ サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)、エッダ・デロルソ&フランコ・コサッキ (Vo)、ジノ・アゴスティネッリ(Tp)、ブルーノ・バッティスティ・ダマリオ(ギター)、フランコ・デ・レリオ(ハーモニカ)、マリアンヌ・ガッツァーニ・エックシュタイン(フルート)、アレッサンドロ・アレッサンドリーニ(口笛)
... 別題 Mein Name ist Nobody (1973) (西独)
... 別題 Mon nom est personne (1973) (仏)
... 別題 My Name Is Nobody (1974) (米)
... 別題 Lonesome Gun (1974) (米)
- 『(未公開)』 Ci risiamo, vero Provvidenza ? (1973)
... 別題 El Bruto, el listo y el capitán (1976) (スペイン)
- 『アロンサンファン/気高い兄弟』Allonsanfan (1973)
- 『(未公開)』 Giordano Bruno (1973)
- 『(未公開)』 Libera, amore mio... (1973) ……監督:マウロ・ボロニーニ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Libera, My Love (1973)
- 『(未公開)』 Quando l'amore è sensualità (1973)
... 別題 When Love is Lust (1973) (米: MIFED title)
- 『裂けた鉤十字/ローマの最も長い一日 <VD>』『ローマの虐殺 <TV>』 Rappresaglia (1973) ……音楽監督:ブルーノ・ニコライ
... 別題 Massacre in Rome (1973)
- 『非情の標的』 Revolver (1973) ……「Un amico」[2:34] ではド-シ-ソという音型が強調されて印象的。 監督:セルジオ・ソリマ サントラ指揮:ブルーノ・ニコライ(指揮)、ダニエル・ベレッタ(歌)
... 別題 Blood in the Streets (1973)
... 別題 La Poursuite implacable (1973) (仏)
- 『(未公開)』Sepolta viva (1973)
- 『(未公開)』Il Sorriso del grande tentatore (1973)
... 別題 The Devil Is a Woman (1975)
... 別題 The Tempter (1975)
<1974>
- 『スペース1999』 SPACE 1999 (1974)
- 『性の告白』 Sesso In Confessionale (1974)
- 『アラビアン・ナイト』 Il Fiore delle mille e una notte (1974) ……監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
... 別題 Arabian Nights (1974)
... 別題 Flower of the Arabian Nights (1974)
... 別題 A Thousand and One Nights (1974)
- 『レディ・イポリタの恋人/夢魔』 L'Anticristo (1974) ……ブルーノ・ニコライと共作。
... 別題 The Antichrist (1974)
... 別題 The Tempter (1974) (米)
- La Cugina (1974)
... 別題 The Cousin (1974) (米)
- 『哀しみの伯爵夫人 (Fatti di gente per bene)』 (1974) ……ピアノと弦楽合奏の落ち着いた色調が高揚する様子が素晴らしい音楽。
... 別題 Drama of the Rich (1974)
... 別題 La Grande Bourgeoise (1974)
... 別題 The Murri Affair (1974)
- 『ペイネ愛の世界旅行』 Il Giro del mondo degli innamorati di Peynet (1974) ……テーマ曲「Forse Basta」 (繰り返し聴くうち耳から離れなくなる優しいメロディー) とその様々な異版を担当。映画全体のアンダースコアはアレッサンドロ・アレッサンドローニ作。サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、カントーリ・モデルニ(合唱)、エッダ・デロルソ(歌)
- 『ミラノ殺人捜査網』 Milano odia: la polizia non può sparare (1974)
... 別題 Almost Human (1980) (米)
... 別題 The Kidnap of Mary Lou (1974)
- 『ブラック・シャツ/独裁者ムッソリーニを狙え! <VD>』/『パルチザン総攻撃・独裁者ムッソリーニを射殺せよ <TV>』/『ムッソリーニ暗殺の日』 Mussolini: Ultimo atto (1974) ……タイトル曲は小太鼓のリズムに始まり、断片的な行進曲の旋律が次第に盛り上がり、幅広い感動的なクライマックスを築く。「Verso La Frontiera」は現代的な手法を使い、戦場の残酷さを描く佳曲。
... 別題 The Last Days of Mussolini (1974)
... 別題 The Last Four Days (1974)
... 別題 The Last Tyrant (1974)
... 別題 Mussolini: The Last Four Days (1974)
... 別題 The Last Act (1974)
- 『暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ <VD>』 Le Secret (1974)……オーケストレーター兼務。
... 別題 The Secret (1974)
... 別題 Il Segreto (1974) (伊)
- Spasmo (1974)
- 『地獄の貴婦人』 Le Trio infernal (1974)
... 別題 The Infernal Trio (1974)
... 別題 Trio Infernal (1974) (西独)
... 別題 Trio infernale (1974) (伊)
- 「(未公開)」"Moses the Lawgiver" (1974) (mini) TVシリーズ [伊=英] ……メイン・タイトル「モーゼのテーマ」[4:03]では重厚なコーラスにのってヴォーカルのジャンナ・スパニョーロが「イスラエル……」と繰り返す。なお「モーゼのテーマ」は Dov Seltzer と共作。 サントラ演奏:ブルーノ・ニコライ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、ジャンナ・スパニョーラ (Vo)、ディノ・アスチオッラ(ヴィオラ)、ニコラ・サマレ(フルート)
... 別題 Mosè (1974)
<1975>
- Labbra di Lurido Blu
- 『プレモニション/呪われた絆 <VD>』(1975) The Premonition
- 『ジャン=ポール・ベルモンドの 恐怖に襲われた街』 Peur sur la ville (1975) ……監督・脚本:アンリ・ヴェルヌイユ
... 別題 Fear Over the City (1975)
... 別題 The Night Caller (1975)
... 別題 Il Poliziotto della brigata criminale (1975) (伊)
- Der Dritte Grad (1975)
... 別題 La Faille (1975)
... 別題 La Smagliatura (1975) (伊)
- 『ミスター・ノーボディ 2』 Un Genio, due compari, un pollo (1975)
... 別題 The Genius (1975)
... 別題 A Genius, Two Partners and a Dupe (1975)
... 別題 Nobody ist der Größte (1975) (西独)
... 別題 Nobody's the Greatest (1975) (ビデオ題)
... 別題 Un génie, deux associés, une cloche (1975) (仏)
- 『(未公開)』Gente di rispetto (1975)
... 別題 The Flower in His Mouth (1975)
... 別題 The Masters (1975)
... 別題 The Schoolmistress and the Devil (1975)
- 『狼たちの影』 The Human Factor (1975)
... 別題 Il Giustizierefi (1975)
- 『レオノール』 Leonor (1975)
... 別題 Leonor (1975) (仏)
- 『炎のいけにえ』 Macchie solari (1975)
... 別題 The Victim (1975) (米)
... 別題 Autopsy (1980) (米)
... 別題 Tarot (1975)
- Per le antiche scale (1975) ……監督:エリオ・ペトリ。 ピアノ伴奏のフルート独奏がメランコリックな主題を吹く「前奏曲」[3:26] は憂愁溢れる佳作。
... 別題 Down the Ancient Staircase (1975)
... 別題 Down the Ancient Stairs (1975)
... 別題 Vertiges (1975) (仏)
- 『ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市』 Salò o le 120 giornate di Sodoma (1975) ……監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
... 別題 Salo ou les 120 journées de Sodome (1975) (仏)
... 別題 Salo, or The 120 Days of Sodom (1975)
- Storie di vita e malavita (1975)
... 別題 The Teenage Prostitution Racket (1975) (米)
- 『暴行列車』/『血のコンパートメント/女たちの深夜特急 <VD>』L'Ultimo treno della notte (1975) ……「Coincidenze」はいくつものハーモニカを多重録音で重ね、悪夢のようなぞっとするサウンドを生み出している。タイトル曲も多重録音ハーモニカの緊迫した一種異様なブルースで始まり、不協和な管楽器群の乾いた行進曲となる。 ハーモニカ演奏:フランコ・デ・ジェミニ (Franco De Gemini)
... 別題 Don't Ride on Late Night Trains (1975) (英)
... 別題 Late Night Trains (1975) (英)
... 別題 Night Train Murders (1975)
... 別題 Torture Train (1975)
- Todo Modo (1975) ……監督:エリオ・ペトリ
<1976>
- 『1900年』 1900 (1976) ……監督:ベルナルド・ベルトルッチ サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 Nineteen Hundred (1976)
... 別題 Novecento (1976) (伊: 別表記)
- Attenti al buffone (1976)
- 『タタール人の砂漠 <VD>』 Il Deserto dei tartari (1976)
... 別題 Le Désert des Tartars (1976) (仏)
... 別題 The Desert of the Tartars (1976)
- 『悦楽の闇』Divina creatura (1976)
... 別題 The Divine Nymph (1976)
- 『(未公開)』La Donna della domenica (1976)
... 別題 La Femme du dimanche (1976) (仏)
... 別題 The Sunday Woman (1976)
- 『(未公開)』Drammi gotichi (1976) (TV)
- 『沈黙の官能』L'Eredità Ferramonti (1976)
... 別題 The Inheritance (1976) (米)
- Per amore (1976)
... 別題 For Love (1976)
- 『シルビア・クリステルのピンク泥棒』 René la canne (1976)
- Der Richter und sein Henker (1976)
... 別題 Assassinio sul ponte (1976) (伊)
... 別題 End of the Game (1976)
... 別題 Getting Away with Murder (1976)
- 『(未公開)』Una Vita venduta (1976)
- Alle Origini Della Mafia
- L'Agnese va a Morire (1976) ……監督:ジュリアーノ・モンタルド
- San Babila Ore 20: Un Delitto Inutile
<1977>
- 『オルカ』 Orca (1977) ……指揮も担当。
... 別題 The Killer Whale (1977)
... 別題 Orca: Killer Whale (1977)
- 『エクソシスト2』 Exorcist II: The Heretic (1977) [米] ……「魔力とエクスタシー (Magic and Ecstasy)」[2:47] は神経を逆なでする耳障りな音色を配したロックン・ロール・スタイル。 監督:ジョン・ブアマン サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)
- 『コルレオーネ』Corleone (1977)
... 別題 Father of the Godfathers (1977)
- Il Gatto (1977) [米] ……「荒くれ者 (Gli Scatenati)」[3:37] はややファンクの入った70年代後半のロック。タイトル曲「猫 (Il Gatto)」[3:05] は弦の刻みに可愛らしい音型が乗っかる音楽に始まり (ロッシーニの「セビリャの理髪師」序曲を思わせる)、ダンスのリズムになる。 サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、オスカル・ヴァルダムブリーニ(フリューゲルホルン)、エッダ・デロルソ (Vo)
... 別題 The Cat (1977/II)
... 別題 Qui a tué le chat ? (1977) (仏)
- 『(未公開)』Il Mostro (1977)
- 『鉄人長官 <VD>』Il Prefetto di ferro (1977)
- Le Ricain (1977)
- Drammi Gotici
- Stato Interessante
<1978>
- Dove Vai In Vacanza ? (1978)
- Il Prigioniero (1978)
- 『(未公開)』Le Mani Sporche (1978) ……監督:エリオ・ペトリ
- Noi Lazzaroni (1978)
- Samptpfotchen Dreht Seines Letztes Ding
- 122 Rue De Provence (1978) [仏] ……「Encore Loin」[4:15] は弦を中心とした美しい夜想曲。 サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
- 『ヒッチハイク』 Autostop rosso sangue (1978)
... 別題 Hitch Hike (1978)
... 別題 Hitchhike: Last House on the Left (1978) (米: <VD>)
- 『Mr.レディ Mr.マダム』La Cage aux folles (1978)
... 別題 Birds of a Feather (1978)
- 『悪魔が最後にやってくる』The Chosen (1978)
... 別題 Holocaust 2000 (1978)
- 『今のままでいて』 Così come sei (1978)
... 別題 Así como eres (1978) (スペイン語吹替版)
... 別題 Stay as You Are (1978) (米)
... 別題 Stay the Way You Are (1978)
- 『天国の日々』 Days of Heaven (1978)……☆アカデミー作曲賞ノミネート☆ 監督・脚本:テレンス・マリック
- Forza Italia! (1978)
- 『(未公開)』 L'Immoralità (1978)
<1979>
- 『ルナ』 La Luna (1979) ……監督:ベルナルド・ベルトルッチ
... 別題 Luna (1979)
- 『華麗なる相続人』 Bloodline (1979)
... 別題 Blutspur (1979) (西独)
... 別題 Sidney Sheldon's Bloodline (1979)
- Le Buone notizie (1979)
... 別題 Good News (1979)
- 『エーゲ海に捧ぐ』 (1979) [日=伊] ……監督・原作・脚本:池田満寿夫、出演:イロナ・スターラ (チチョリーナ)。「馬に乗る牝馬 (Cavallina a Cavallo)」[4:16] はイロナの笑い声を背景に、モリコーネお得意の多様な楽器が楽しく合奏する。 サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、佐藤陽子 (Vn)、イローナ・スターラ (Vo)
... 別題 Dedicato al mare Egeo (1979) (伊)
... 別題 Dedicated to the Aegean Sea (1979) (英題)
- 『(未公開)』 Il Giocattolo (1979) ……指揮も担当。
- 『(未公開)』 I... comme Icare (1979)
- 『(未公開)』 Il Ladrone (1979)
... 別題 Le Ali della libertà (1979) (伊)
... 別題 The Good Thief (1979)
... 別題 The Thief (1979)
- Ogro (1979)
... 別題 Operación Ogro (1979) (スペイン語吹替版)
... 別題 Operation Ogre (1979)
- 『(未公開)』 Il Prato (1979) ……=レコード批評家賞 (critica discographia) 受賞= 監督:タヴィアーニ兄弟
... 別題 The Meadow (1979)
- Un Sacco bello (1979)
- Ten to Survive (1979)
- 『ヒューマノイド/宇宙帝国の陰謀 <VD>』 L'Umanoide (1979) ……「ロボドッグ (Robodog)」[1:39] はテクノ・ポップのモリコーネ版といった風の軽快な佳品。多声的な作りが面白い。サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 The Humanoid (1979)
- 『アニタと子猫と』 Viaggio con Anita (1979)
... 別題 Lovers and Liars (1979)
... 別題 Travels with Anita (1979)
... 別題 A Trip with Anita (1979)
... 別題 Voyage avec Anita (1979) (仏)
- Dietro il Processo
- Invito Allo Sport
- L'homme de Chicago
- Orient Express
<1980>
- 『フランコ・ネロ/強奪 〜インサイダー〜 <VD>』Il Bandito Dagli Occhi Azzurri (1980)
- Il Pianeta D'acqua
- 『Mr.レディ Mr.マダム2』La Cage aux folles II (1980)
... 別題 Il Vizietto II (1980) (伊)
- 『アイランド』The Island (1980)
- L'Oeil (1980)
... 別題 Le Facteur en vadrouille (1980)
... 別題 L'Oeil pervers (1980)
- Nouvelles rencontres (1980)
- 『華麗なる女銀行家』La Banquière (1980)
... 別題 The Woman Banker (1980) (海外向け英題)
- Bugie bianche (1980)
- The Fantastic World of M.C. Escher (1980)
- Professione figlio (1980)
- Si salvi chi vuole (1980)
- 『(未公開)』Stark System (1980)
- Uomini e no (1980)
- 『エミリーの窓』Windows (1980)
<1981>
- 『(未公開)』 Occhio alla penna (1981) ……珍しく1980年代になって書かれたマカロニ・ウェスタン。60年代を彷彿とさせる作りで、「メイン・タイトル」のインディアン・フルートは自ら演奏。
... 別題 Buddy Goes West (1981)
- 『蒼い本能』 La Disubbidienza (1981) ……「Morire e Viverti (生きることと死ぬこと)」[4:27] はピアノを伴奏にしたヴァイオリンのメロディで始まり、オーボエを加えてバロック調に盛り上がり、再び瞑想風の冒頭の楽想に戻る夜想曲。
... 別題 La Désobéissance (1981) (仏)
- 『(未公開)』 La Dame aux Camélias (1981) ……「Alfonsina delle Camelie」[2:14] はピアノと弦にフルートが加わる編成で重々しい楽想を示し、ドラマティックな展開を見せる。「Valzer Stonato」[2:51] はパイプ・オルガンが弾くワルツ。 監督:マウロ・ボロニーニ サントラ演奏:フランコ・タンポーニ(指揮)、ステファン・アルナルディ&マリオ・カポラローニ(ピアノ)、ルチアーナ・トゥリーナ(歌)
... 別題 La Dama delle Camelie (1981) (伊)
... 別題 Die Kameliendame (1981)
... 別題 La Storia vera della signora delle Camelie (1981) (伊)
... 別題 The True Story of Camille (1981)
... 別題 Lady of the Camelias (1981) (海外用英題)
- Bianco, rosso, e verdone (1981) ……軽いポップ調が主体で、中ではセンチメンタルなワルツ「Mia Cara Nonnina」[4:26] がフルートと弱音弦の美しい響きを聴かせて印象的。
- Butterfly (1981)
- 『遅れてきた死神 <VD>』/『殺しの季節 <TV>』 Espion, lève-toi (1981)
- 『プロフェッショナル <TV>』 Le Professionnel (1981) [仏] ……劇場未公開・NHK衛星第2で放映。弦楽を美しくフィーチャーした「キ・マイ (Chi Mai)」[3:29] が大ヒット。「癒し」サウンド・ブームの先駆をなしたが、元来は『Maddalena』(1971) のために書かれた。 サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
- 『恋のジーンズ大作戦/巨人の女に手を出すな』 So Fine (1981)
<1982>
- Maja Plisetskaja (1982)
- 『遊星からの物体X』The Thing (1982)
... 別題 John Carpenter's The Thing (1982) (米: 正式題名)
- 『ホワイト・ドッグ』White Dog (1982) ……オーケストレーション及指揮も担当。
- 『マルコ・ポーロ/シルクロードの冒険』"Marco Polo" (1982) TVミニ・シリーズ ……監督:ジュリアーノ・モンタルド
- 『ブラッド・リンク』Blood Link (1982)
... 別題 Extrasensorial (1982) (伊)
... 別題 The Link (1982)
- 『娼婦ナナ <TV>』Nana (1982)
... 別題 Nana, the True Key of Pleasure (1982) (英)
... 別題 Nana: Le Desir (1982)
- 『秘宝の王冠』El Tesoro de las cuatro coronas (1982)
... 別題 The Treasure of Four Crowns (1982)
- 『ある愚か者の悲劇 <VD>』 La Tragedia di un uomo ridicolo (1982) ……監督:ベルナルド・ベルトルッチ。ウーゴ・トニャッツィ/アヌーク・エーメ主演の犯罪ドラマ。アコーディオン中心のサウンドやエスニック・サウンドなどを散りばめている。タイトル曲は3拍子の哀愁を含むもの。サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 Tragedy of a Ridiculous Man (1982)
- 『コップキラー』 Copkiller (1982) [伊] ……「ある都市の交響曲 第2部 (Sinfonia d'una Città, Part II)」[4:49] は半音下降する複数のエレキギターの対位法で歩みが築かれる現代的な佳曲。 サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 Cop Killers (1983)
... 別題 Corrupt (1983) (米)
... 別題 Order of Death (1983)
<1983>
- 『7人の輝ける勇士 <VD>』 The Seven Magnificent Gladiators (1983)
- 『サハラ』 Sahara (1983) [米] ……サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
- 『パリ警視J』 Le Marginal (1983) ……サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
... 別題 The Outsider (1983)
- 『冒険野郎』 Le Ruffian (1983) ……指揮者として出演も。
... 別題 The Ruffian (1983)
- 『鍵』 La Chiave (1983)
... 別題 The Key (1983)
- 『赤と黒の十字架』/『スカーレット&ブラック <TV>』 The Scarlet and the Black (1983) (TV)
... 別題 Scarlatto e nero (1983) (TV) (伊)
... 別題 The Vatican Pimpernel (1983) (TV)
- 『タイム・トゥ・ダイ〜地獄から帰った男〜 <VD>』/『マッド・ハンター <TV>』 A Time to Die (1983)
... 別題 Seven Graves for Rogan (1983)
- Les Voleurs de la nuit (1983)
... 別題 Thieves After Dark (1984)
<1984>
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 Once Upon a Time in America (1984) [米] ……アカデミー音楽賞候補に上るはずだったが、事務上のミスで失格。有名な「コックアイズ・ソング (やぶにらみの歌) (Cockeye's Song)」はパン・パイプを使った印象的なスロー・ナンバー。エッダのヴォカリーズが効果的に加わる。 監督:セルジオ・レオーネ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、エッダ・デロルソ (Vo)、ジョルジュ・ザンフィル(パン・パイプ)
... 別題 C'era una volta in America (1984) (伊)
- 『対決/マフィアに挑んだ刑事 <VD>』/衛星放映時『対決・マフィアに挑む男』 "La Piovra" (1984) TVシリーズ
... 別題 "La Mafia" (1984) (仏語吹替版)
... 別題 "The Octopus: Power of the Mafia" (1984)
- Code Name: Wild Geese (1984)
... 別題 Geheimcode: Wildg舅se (1984) (西独)
- 『アマゾネス・コマンドー/美女脱獄囚:地獄のX作戦 <VD>』 紅粉兵團/Golden Queen's Commando (1984) ……『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』『夕陽のギャングたち』『ミスター・ノーボディ』『狼の挽歌』の音楽を使用。
... 別題 Amazon Commando (1984)
... 別題 Commando Amazon (1984)
... 別題 Jackie Chan's Crime Force (1997) (米: <VD>)
... 別題 Sexy Commando (1984)
- 『ハンドラ』 Hundra (1984)
- Wer war Edgar Allan ? (1984) (TV)
- Die Forsterbuben
- Don't Kill God
<1985>
- 『白熱マフィア戦争/皆殺しの抗争 <VD>』/TV放映名『ダーティ・ヒーロー』Corleone
- 『レッドソニア』/『アーノルド・シュワルツェネッガー/キング・オブ・アマゾネス <VD>』Red Sonja (1985)
- Partir, revenir (1985)
... 別題 Going and Coming Back (1985)
- "Via Mala" (1985) TVミニ・シリーズ
- 『ウエディングベル/Mr.レディMr.マダム3』La Cage aux folles 3 - 'Elles' se marient (1985)
... 別題 La Cage aux Folles 3: The Wedding (1985)
... 別題 Matrimonio con vizietto (1985) (伊)
... 別題 Il Vizietto III (1985) (伊)
- Dario Argento's World of Horror (1985)
- Kommando Leopard (1985)
... 別題 Commando Leopard (1985)
- 「ルーブル美術館」"Le Louvre le plus grand musee du monde" (1985) TVシリーズ
... 別題 Au Louvre (1985)
- "La Piovra 2" (1985) TVシリーズ
<1986>
- 『ミッション』 The Mission (1986) …………☆アカデミー作曲賞ノミネート☆ △ゴールデン・グローブ賞ノミネート△ 監督:ローランド・ジョフィ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&ロンドン・ヴォイセズ&バーネット児童合唱団
- 『スキャンダル −愛の罠−』 La Gabbia (1986)
... 別題 Collector's Item (1986)
... 別題 La Jaula (1986) (スペイン語吹替版)
... 別題 The Trap (1986)
- 『C.A.T.スクワッド/対ゲリラ特別襲撃班 <TV>』/『C.A.T.スクワッド/対武装テロ襲撃班 悪夢の暗殺ウルフ <VD>』 C.A.T. Squad (1986) (TV)
... 別題 Stalking Danger (1986) (TV)
- 『C.A.T.スクワッド/対武装テロ襲撃班 ハイテク要塞コマンドー指令 <TV>』/『C.A.T.スクワッド2/国際テロ“パイソン・ウルフ”の挑戦状』 C.A.T. Squad: Python Wolf (1986) (TV)
- Il Pentito (1986)
- 『薔薇の貴婦人』 La Venexiana (1986) …………監督:マウロ・ボロニーニ。 ビロードの手触りの美しい音楽だが、調性的に浮遊する不思議な感覚を持つ。
... 別題 The Venetian Woman (1986)
<1987>
- 『アンタッチャブル』 The Untouchables (1987) [米] ……■英アカデミー賞受賞■ ☆米アカデミー作曲賞ノミネート☆監督:ブライアン・デ・パルマ サントラ指揮:エンニオ・モリコーネ
- 『戦慄の黙示録 <VD>』 Il Giorno prima (1987) (TV) ……監督:ジュリアーノ・モンタルド
... 別題 Control (1987) (TV)
- 「サハラの秘宝」 "The Secret of the Sahara" (1987) TVミニ・シリーズ [伊=独=米] ……「Miriam and Philip」[2:21] はハープと弦の美しく瞑想的な夜想曲。「The Mountain」[10:10] と「The Golden Door」[2:05] の2つのキューは、ジョン・ヒューストン監督『天地創造』 (1964) のために書かれ録音された未使用サウンドトラック (指揮:フランコ・フェッラーラ) からの転用。 サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ(指揮)、パオロ・ザンピーニ(バス・フルート)、カルロ・イングラティ(バス・テューバ)、アミイ・ステュワート(歌)
... 別題 "Il Segreto del Sahara" (1987) (mini) (米)
- 『さらばモスクワ <VD>』Mosca addio (1987)
- 『フェラーラ物語/「金縁の眼鏡」より』/『フェラーラ物語 <VD>』 Gli Occhiali d'oro (1987) (David) ……監督:ジュリアーノ・モンタルド
... 別題 The Gold Rimmed Glasses (1987)
... 別題 Les Lunettes d'or (1987) (仏)
- Quartiere (1987)
- 「対決2/マフィアに挑んだ刑事 <VD>」"La Piovra 3" (1987) TVシリーズ
<1988>
- 『ランページ/裁かれた狂気』 Rampage (1988) ……オーケストレーション及び指揮を兼務。
- "Gli indifferenti" (1988) TVミニ・シリーズ
- "I Promessi sposi " (1988/I) TVミニ・シリーズ
... 別題 "The Betrothed " (1988) (mini)
- Camillo Castiglioni oder die Moral der Haifische (1988) (TV)
- Il Cuore di mamma (1988)
... 別題 Mother's Heart (1988)
- 『フランティック』 Frantic (1988)……作曲、編曲、指揮を担当。
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』 Nuovo cinema Paradiso (1988) [伊=仏] ……■英アカデミー賞■監督:ジュゼッペ・トルナトーレ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、フランコ・タムポーニ (Vn)、バルド・マエストリ (A-SaxとCl)、カントーリ・モデルニ(合唱)、エッダ・デロルソ&フランコ・コサッキ (Vo)、ジノ・アゴスティネッリ(Tp)、マリアンヌ・エックシュタイン(フルート)、エンリコ・ピエラヌンツィ&アルベルト・ポメランツ (Pf)、フランチェスコ・ロマーノ(ギター)
- 『デスティニー/愛は果てしなく』 A Time of Destiny (1988)
<1989>
- 『カジュアリティーズ』 Casualties of War (1989) …………△ゴールデン・グローブ賞ノミネート△ 監督:ブライアン・デ・パルマ
- The Endless Game
- 『シャドー・メーカーズ <VD>』 Fat Man and Little Boy (1989) ……製作・監督:ローランド・ジョフィ
... 別題 Shadowmakers (1989)
- 『アタメ』/『アタメ/私をしばって! <VD>』 ¡Átame ! (1989) [スペイン] ……ピアノの神経質な動きに乗って始まるタイトル曲 [2:42] は、フルートに始まり、弦に受け渡されるメロディを伴い、大きく高揚する。 サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、フランコ・ピアナ&ジョヴァンニ・サントゥッチ&オスカル・ヴァルダムブリニ(フリューゲルホルン)
... 別題 Tie Me Up! Tie Me Down ! (1990) (米)
- "La Piovra 4" (1984) TVシリーズ
- Gli Angeli del potere
- 『タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場 <VD>』 Tempo di uccidere (1989) ……監督:ジュリアーノ・モンタルド
... 別題 The Short Cut (1990)
... 別題 Time to Kill (1990)
<1990>
- 『みんな元気』 Stanno tutti bene (1990) ……指揮として出演も。 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
... 別題 Everybody's Fine (1990)
... 別題 Ils vont tous bien (1990) (仏)
- 『恐怖の航海/アキレ・ラウロ号事件(前・後)』 Voyage of Terror: The Achille Lauro Affair (1990) (TV)
- 『パレルモ』Dimenticare Palermo (1990) ……「ジャスミン (I gelsomini)」[4:09] では2本のパン・パイプが交互に音を出して一つのメロディーを紡ぎだしているが、これは「ホケトゥス」と呼ばれる13世紀の中世ヨーロッパで流行った手法。
... 別題 The Palermo Connection (1990)
... 別題 To Forget Palermo (1990)
- 『スピリット/傷だらけの栄光 <VD>』 The Big Man (1990)
... 別題 Crossing the Line (1990) (米)
- 『ハムレット』 Hamlet (1990/I)……監督:フランコ・ゼフィレッリ、主演:メル・キブスン
- 『女神がそっと微笑んで』 Money (1990)
- 『ステート・オブ・グレース』 State of Grace (1990)
- "La Piovra 5: Il Cuore del Problema" (1984) TVシリーズ
- Imago Urbis
- Italiana Petroli
- Tre Colonne in Cronaca (1990)
<1991>
- 『(未公開)』Cacciatori Di Navi (1991)
... 別題 Ship Hunter (1991)
- 『バグジー』 Bugsy (1991) [米] ……☆アカデミー作曲賞ノミネート☆ 「Act of Faith」[3:15] はフルートが憂愁の低音を聴かせるスロー・バラード。ちょっとジョン・バリーを思わせる。
監督:バリー・レヴィンソン サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、フランチェスコ・サントゥッチ(フリューゲルホルン)、パオロ・ザンピーニ(フルート)、ロザリオ・ジュリアーニ (A-Sax)
- Deutsches Mann Geil! Die Geschichte von Ilona und Kurti (1991)
... 別題 German Guy Sexy! The Story of Ilona and Kurti (1991)
... 別題 Ilona und Kurti (1991)
- 『夜ごとの夢/イタリア幻想譚』 La Domenica specialmente (1991) ……監督:ジュゼッペ・トルナトーレ他
... 別題 Especially on Sunday (1991)
- 『(未公開)』Mio caro dottor Gräsler (1991)
... 別題 The Bachelor (1991) (米)
- 『デザート・ソルジャー <VD>』/『マクタブ/砂漠の掟 <ケーブルTV>』 Beyond Justice (1991) (伊)TV ……スケールの大きいスペクタクル・スコア。タイトル曲はパン・パイプ、ヴォーカルをフィーチャーした深遠壮大な音楽。酒場のシーンではモリコーネの有名な旧作のテーマがピアノで流れてきて、ニヤリとさせられる。
監督:ドゥッチォ・テッサリ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)、ピーナ・マグリ(歌)、トレニーノ・デッレ・アンデ (Il Trenino Delle Ande)(パン・パイプ)
... 別題 MAKTUB:The Law of the Desert (1992)
... 別題 Il Principe del deserto (1992) (伊)
<1992>
- Impure Blood
- 『金曜日の別荘で』 La Villa del venerdì (1992)
... 別題 Husbands and Lovers (1992)
... 別題 In Excess (1992/I)
- 『シティ・オブ・ジョイ』 City of Joy (1992)……製作・監督:ローランド・ジョフィ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)&ロンドン・スタジオ管弦楽団、ステファン・ヒルズ・シンガーズ(合唱)、マイク・テイラー(インディアン・フルート)、レヴィン・アンドレイド(ヴィオラ)、シリシュ・マンジ(タブラ)、マンティ・アスウィン(タンプーラ)、チャンドラ・ラメシュ(シタール)、Erwin Keiles (Scinai)、Glen Keiles&リチャード・ブラックフォード(シンセサイザー)
... 別題 La Cité de la joie (1992) (仏)
- A Csalás gyönyöre (1992)
... 別題 Rapture of Deceit (1992)
<1993>
- "La Piovra 6" (1984) TVシリーズ
- Una Storia Italiana
- 『ザ・シークレット・サービス』 In the Line of Fire (1993) ……スタンダードには達しているが、モリコーネのスコアとしては地味。個性が以前ほど「立って」いない。 監督:ヴォルフガング・ペーターゼン サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 ローマ音楽家組合管弦楽団 (Unione Musicisti di Roma)
- 『(未公開)』Il Lungo silenzio (1993)
... 別題 The Long Silence (1993)
... 別題 Zeit des Zorns (1994) (Germany)
- 「(未公開)」 "Piazza di Spagna" (1993) (mini) TVシリーズ
- 『鯨の中のジョナ』 Jona che visse nella balena (1993)
... 別題 Jonah Who Lived in the Whale (1993)
- 『(未公開)』 La Scorta (1993)
... 別題 The Bodyguards (1993)
... 別題 The Escort (1993)
<1994>
- 『(未公開)』Il Barone (1994) (TV)
- Nom de Code Missus
- 『ディスクロージャー』 Disclosure (1994)
- 『めぐり逢い』 Love Affair (1994)
- 『記憶の扉』Una Pura formalita (1994) ……監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
... 別題 A Pure Formality (1994)
... 別題 Une pure formalité (1994) (仏)
- 『(未公開)』Abraham (1994) (TV) ……Marco Frisinaと共作。
... 別題 Die Bibel - Abraham (1994) (TV) (独)
... 別題 The Bible: Abraham (1994) (TV)
... 別題 La Bibbia: Abramo (1993) (伊)
- Genesi: La creazione e il diluvio (1994)
... 別題 Genesis: The Creation and the Flood (1994)
... 別題 La Bibbia: Genesi (1994) (伊)
- Jacob: A TNT Bible Story (1994) (TV) ……作曲および音楽監修・音楽顧問。
... 別題 Jacob (1994) (TV)
... 別題 La Bibbia: Giacobbe (1994) (伊)
- 『欲望の華 <VD>』The Night and the Moment (1994) ……Searching for Love [2:43]作曲および音楽監修・音楽顧問。
... 別題 La Notte e il momento (1994) (伊)
... 別題 La Nuit et le moment (1995) (仏)
- 『ウルフ』Wolf (1994) ……情感豊かだが、モリコーネのスコアとしては標準的。 監督:マイク・ニコルズ
<1995>
- 『明日を夢見て』 L'Uomo delle stelle (1995) ……監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
... 別題 The Star Maker (1995)
... 別題 The Star Man (1995)
... 別題 Starmaker (1995)
- 『パゾリーニ/イタリアの犯罪 <未>』 Pasolini, un delitto italiano (1995)
... 別題 Pasolini, an Italian Crime (1995)
... 別題 Pasolini, mort d'un poète (1995) (仏)
... 別題 Who Killed Pasolini? (1995)
- Joseph (1995) (TV)
... 別題 The Bible: Joseph (1995) (TV)
... 別題 Joseph in Egypt (1995) (TV) (英)
... 別題 La Bibbia: Giuseppe (1995) (伊)
- L'Uomo proiettile (1995)
- Tashunga
<1996>
- Lo Schermo a Tre Punte
- Samson and Delilah (1996) (TV)
... 別題 Sansone e Dalila (1996) (TV)
- 『(未公開)』La Lupa (1996)
... 別題 She-Wolf (1996)
- Vite strozzate (1996)
... 別題 Strangled Lives (1996)
... 別題 Un homme honnête (1996) (仏)
- Moses (1996) (TV)……タイトル曲作曲および音楽監修・音楽顧問。
... 別題 The Bible: Moses (1996) (TV)
... 別題 La Bibbia: Moses (1996) (伊)
- 『スタンダール・シンドローム』 La Sindrome di Stendhal (1996)
... 別題 The Stendhal Syndrome (1996)
... 別題 Stendhal's Syndrome (1996)
- "Nostromo" (1996) TVミニ・シリーズ
... 別題 "Joseph Conrad's Nostromo" (1996) (mini)
- 『(未公開)』Afirma Pereira (1996)
... 別題 Pereira Declares (1996)
... 別題 Pereira prétend (1996) (仏)
... 別題 Sostiene Pereira (1996) (伊)
- I Magi randagi (1996)
... 別題 We Free Kings (1996) (米)
- Marianna Ucria (1996)
... 別題 La Vie silencieuse de Marianna Ucria (1997) (仏)
- Ninfa plebea (1996)
... 別題 The Nymph (1996) (米)
- "La Piovra 7" (1996) TVシリーズ
<1997>
- Solomon (1997) (TV)
... 別題 Die Bibel - Salomon (1997) (TV) (独)
... 別題 La Bibbia: Salomone (1997) (TV) (伊)
- 『Uターン』 U Turn (1997) ……耳障りで現代的なスコアが多い。 監督:オリヴァー・ストーン サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 アカデミア・ムジカーレ・イタリアーナ
- 『ロリータ』 Lolita (1997)
- Cartoni animati (1997)
- La Casa bruciata (1997) (TV)
- Con rabbia e con amore (1997)
- David (1997) (TV)……エンド・タイトル曲のみ。
... 別題 Die Bibel - David (1997) (TV) (独)
... 別題 La Bibbia: Davide (1997) (TV) (伊)
- In fondo al cuore (1997) (TV)
- Naissance des stéréoscopages (1997)
- Il Quarto Re
- "La Piovra 8 - Lo scandalo" (1997) TVシリーズ ……歌「Raccordi」のみ。
<1998>
- 『海の上のピアニスト』 La Leggenda del pianista sull'oceano (1998) ……アメデオ・トンマシ (Amedeo Tommasi) との共作曲あり。他にスコット・ジョプリン作曲のラグ・タイム、ジェリー・ロール・モートン及びアメデオ・トンマシのジャズ曲を含む。 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ サントラ演奏:エンニオ・モリコーネ指揮 アカデミア・ムジカーレ・イタリアーナ、Pf:ジルダ・ブッタ&アメデオ・トンマシ、S-Sax:ジャンニ・オッディ、Tp:チッチ・サントゥッチ、Vla:ファウスト・アンゼルモ
... 別題 The Legend of 1900 (1998) (米)
... 別題 The Legend of the Pianist on the Ocean (1998) (米)
- 『冷たい月』 La Luna Fredda
- 『ブルワース』 Bulworth (1998)
- 『オペラ座の怪人』 Il Fantasma dell'opera (1998) (伊=ハンガリー)……監督:ダリオ・アルジェント<BR>
... 別題 The Phantom of the Opera (1999) (米)
... 別題 Phantom of the Opera (1999) (米・ビデオ題)
- 『奇蹟の輝き』 What Dreams May Come (1998) ……実際の映画では使われず、マイケル・ケイメンのスコアと差し替え。噂では、神の国を彷彿とさせる美しいメイン・タイトルに始まり、混声合唱が荘厳な盛り上がりを彩るフィナーレに至るまで、全編質の高いスコアであるという。
- Ultimo (1998) (伊TV) ……息子アンドレアと共作。
- "La Piovra 9 - Il patto" (1998) TVシリーズ ……歌「Raccordi」のみ。
<1999>
- Esther (1999) (TV)
... 別題 Die Bibel - Esther (1999) (TV) (独)
... 別題 Ester (1999) (TV) (伊)
... 別題 Ester regina di Persia (1999) (TV) (伊)
- Ultimo la sfida(1999) (伊TV) ……息子アンドレアと共作。
- I Guardiani Del Cielo
- Morte di una Ragazza Perbene
<2000>
- Canone inverso - making love (2000)
- 『ミッション・トゥ・マーズ』 Mission to Mars (2000)
... 別題 M2M (1999) (米:宣伝用略称)
- 『宮廷料理人ヴァーテル』 Vatel (2000)
- La Tour secrète (2000) (TV)
- Malèna (2000)
- Nana (2000) (TV)
=モリコーネ年譜=
以下は、セルジオ・ミチェリ (Sergio Miceli) 著『Ennio Morricone: La musica, il cinema』 (リコルディ=ムッキ社刊、ミラノ、1994年)に基づき Martin Nadeau が編訳したものによっています。
- 1928年11月10日
- ローマに生まれる。父 Mario Morricone はトランペット奏者。母 Libera Ridolfi は専業主婦。エンニオは長男で、のちにアドリアーナ (Adriana)、アルド (Aldo)、マリア (Maria)、フランカ (Franca) という弟妹たちも生まれる。
- 1938年
- サンタ・チェチーリア音楽院に入学、ウンベルト・セムプローニ (Umberto Semproni) のトランペットの講義を受ける。
- 1941年
- カルロ・ゼッキ (Carlo Zecchi) が指揮する歌劇場管弦楽団に参加する学生の一人に選ばれ、ヴェネツィア方面の演奏旅行に参加。
- 1943年
- 補講の和声学の教師ロベルト・カッギャーノ (Roberto Caggiano) はモリコーネの才能を認め、彼を和声学の本教室に送る。モリコーネはそこで6ヶ月かけて和声学を修める。そして作曲を専攻するよう勧められる。
- 1944年
- 作曲法初級の教室に入り、カルロ・ジョルジオ・ガロファロ (Carlo Giorgio Garofalo) とアントニオ・フェルディナンディ (Antonio Ferdinandi) に学ぶ。
- また同じ頃、アルベルト・フラミニ (Alberto Flamini) が率いるバンドで、第2トランペットを吹く(首席奏者はモリコーネの父)。フラミニの楽団は、ローマのホテル「地中海 (Mediterraneo) 」と「マッシモ・ダゼリョ (Massimo d'Azeglio) 」に宿泊している米軍とカナダ軍の部隊のために演奏した。
- 1946年
- 10月11日、トランペット楽科の卒業証書を受け取る。成績は10点満点の7点。
- モリコーネは「7人の青春リーダー」という創作グループに入っており、この年にはそのグループの指導者フッコ (Fukuko) の歌詞による声とピアノのための「朝 (Il Mattino) 」という歌曲を書いた。
- またこの年、レヴュー劇場から初めてアレンジと楽器配置の仕事をもらう。
- 1947年
- ジャコモ・レオパルディ (Giacomo Leopardi) の歌詞による声とピアノのための「模倣 (Imitazione) 」を作曲。
- またオリント・ディニ (Olinto Dini) の歌詞による声とピアノのための「親密さ (Intimita) 」を書く。
- この年、本格的な劇場からの初めて作曲の依頼を受ける。
- 1950年
- モリコーネは未来の伴侶マリア・トラヴィア (Maria Travia) と出会う。
- この年はカトリックの「聖年 (Anno Santo)」であり、モリコーネは放送用に良く知られた様々な祈りの歌を編曲。
- 1951年
- 音楽院で合唱音楽の講義の3年目、合唱指揮コースの最終年の授業を受ける。しかし卒業前に脱落。
- 1952年
- 7月14日、10点満点中7点の成績を取って吹奏楽楽器法 (ファンファーレなど) で修了。
- ピアノのための「葬送舟歌 (Barcarola Funebre) 」、「題名のない物語のための前奏曲 (Preludio a una Novella senza Titolo) 」を書く。
- 最初のラジオ劇の伴奏音楽を書く。
- 1953年
- ラニエリ・ニョリ (Ranieri Gnoli) の歌詞による声とピアノのための「Distacco I e Distacco II」、チェザーレ・パヴェセ (Cesare Pavese) の歌詞によるアルト独唱とピアノのための「死という真実 (Verrá la Morte) 」、サルヴァトーレ・カシモド (Salvatore Quasimodo) の歌詞によるバリトン独唱と5つの楽器のための「Oboe Sommerso」を作曲。
- 夕方のラジオ・ショーのための一連の長いアレンジを始める。
- 金管、ティンパニ、ピアノのための「ソナタ」を完成。これが彼の“作品目録”に載る最初の曲となる。
- 1954年7月6日
- ゴッフレード・ペトラッシから10点満点中9.5点の成績をもらい、作曲法の勉強を修了。
- 1955年
- 映画音楽の仕事を始める。最初は有名映画作曲家のスコアを編曲したり、彼らの名で曲を書いたり (ゴーストライティング) した。
- 兵役に服する。そこで彼は様々な作曲家の多くの作品を編曲する機会を得た。
- 1956年10月13日
- マリア・トラヴィアと結婚。
- 1957年
- 長男マルコ (Marco) 誕生。
- 1958年
- RAIの音楽アシスタントの職を得ることに成功。しかし仕事の最初の日に辞職し、ダルムシュタットへ行って、ジョン・ケージのセミナーを受ける。そしてノーノの「ディドーネの合唱」初演に行く。
- 1960年
- ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で、彼の「管弦楽のための協奏曲」が初演される。
- 様々なテレビ・ショーで編曲者としての仕事を始める。
- 1961年
- 長女アレッサンドラ誕生(二人目の子供)。
- 最初のオリジナル・スコア『Il Federale』を書く。
- 1964年
- 次男アンドレア誕生(三人目の子供)。
- セルジオ・レオーネ監督及びベルナルド・ベルトリッチ監督との仕事が始まる。
- 数年前から増えていたRCAでのアレンジャーとしての仕事は、この年がピークとなる。
- 1965年
- 『荒野の用心棒』で「Nastro d'Argento」賞を受賞。
- フランコ・エヴァンジェリスティに現代音楽集団「ヌオーヴァ・コンソナンツァ (Associazione Nuova Consonanza) 」へ誘われ、「即興国際集団 (International Group of Improvisation) 」の活動にも参加するようになる。
- 1966年
- 三男ジョヴァンニ誕生。
- ピエル・パオロ・パゾリーニ監督やジッロ・ポンテコルヴォ (Gillo Pontecorvo) 監督とのコラボレーションが始まる。
- 1967年
- マウロ・ボロニーニ監督との共同作業開始。
- 第20回カンヌ国際映画祭の審査員を依頼される。
- 1968年
- アレンジャーとしての仕事をぐっと減らし、映画音楽に集中する。この1年で20本もの映画音楽を書く。
- エリオ・ペトリ (Elio Petri) 監督との共同作業開始。
- 1969年
- 「スポレト映画賞」受賞。
- ジュリアーノ・モンタルド (Giuliano Montaldo) 監督との共作開始。
- 1970年
- フロシノーネ市 (Frosinone) に新設された市立音楽学校「リニチオ・レフィーチェ (Linicio Refice) 」で作曲を教える。生徒にはシルヴァーノ・アウレリ (Silvano Aureli) 、ルイージ・デ・カストリス (Luigi De Castris) 、ルイージ・ディ・ステファーノ (Luigi Di Stefano) 、アントニオ・ポーチェ (Antonio Poce) 、リッカルド・ゼナドッキオ (Riccardo Zenadocchio) らがいた。この職は1972年まで続ける。
- 『Metti, una Sera a Cena』 (1969) で「Nastro d'Argento」賞を受賞。
- 1971年
- 『死刑台のメロディ』で「Nastro d'Argento」賞を受賞。
- 1972年
- ローマの「電子音楽スタジオ R7」と協力。
- 『La Califfa』 (1970) は「Cork Film International」賞を受賞。
- 1974年
- 父マリオ死す。
- 1979年
- 『天国の日々』 (1978) 、アカデミー賞ノミネート。
- 1981年
- 『Il Prato』 (1979) は「レコード批評家賞 (critica discographia) 」を受賞。
- 1983年
- 現代音楽集団「Nuova Consonanza」の運営委員 (the board of administration) に選ばれる (1985年まで)。
- 映画音楽の仕事をぐっと減らす。
- 1984年
- ザガローロ (Zagarolo) でゴッフレード・ペトラッシの80歳を祝う記念式典があり、モリコーネがオープニング・スピーチを行う。
- パオロ・ベルナルディ (Paola Bernardi) 、エギスト・マッキ (Egisto Macchi) 、カルロ・マリネッリ (Carlo Marinelli) と共に、「I.R.TE.M. (Istituto di Ricerca per il Teatro Musicale)(=音楽劇場調査研究協会)」を設立。
- 1985年
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 (1984) で「Nastro d'Argento」賞と、BAFTA (The British Academy of Film & Television Arts、英国映画テレビ芸術アカデミー) 賞を受賞。
- 1986年
- 『ミッション』 (1986) がオスカーにノミネートされ、BAFTA賞とゴールデン・グローブ賞を受賞。
- 1988年
- ローマの「音楽研究実験集団 (Gruppo di Ricerca e Sperimentazione Musicale) 」は、エギスト・マッキとエンコオ・モリコーネの60歳の誕生日を記念して、聖ミケーレ聖堂コンプレックスの音楽ホール「エクス・ステンディトイオ (ex Stenditoio) 」で、彼らの室内楽による演奏会を開催。
- 『アンタッチャブル』 (1987) で「Nastro d'Argento」賞、BAFTA賞、グラミー賞を受賞し、オスカーのノミネートを受ける。
- 『フェラーラ物語/「金縁の眼鏡」より (Gli Occhiali d'Oro) 』 (1987) が「David di Donatello」賞を受賞。
- 1989年
- ローマ演奏大学協会 (Istituzione Universitaria dei Concerti di Roma) はその室内楽の第44シーズンに、「英知 (La Sapienza) 」大学の「大ホール (Aula Magna) 」で、モリコーネの作品ばかりで構成される演奏会を開いた。この映像は後に国営RAI第3放送で放映された。
- また、リエージュ王立音楽院はモリコーネ自身が指揮するオール・モリコーネ・プログラムによる管弦楽演奏会を催した。
- 第15回ポンティーノ (Pontino) 音楽祭も「セルモネタ (Sermoneta) 」でのコンサートをモリコーネに捧げた。このコンサートにはペトラッシも出席。
- フロシノーネの音楽集団「900」は彼の作品だけで室内楽コンサートを開く。
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』 (1988) の音楽で「David di Donatello」賞受賞。
- 『戦慄の黙示録』 (1987) の音楽で第9回年間エース・ウィナー賞 (Annual Ace Winner) 受賞。
- ロカルノ映画祭は長年の功績に対し「Pardo d'Oro」を贈る。
- 父方の両親が生まれたアルピノ市から名誉市民とされる。
- 1990年
- サンタ・チェチーリア音楽院の管弦楽団「アカデミア・ナツィオナーレ (Accademia Nazionale) 」は、1989/90年の定期演奏会で、モリコーネの「ヨーロッパのためのカンタータ (Cantata per l'Europa) 」を演奏。
- 「イタリア現代音楽アカデミー (Accademia Italiana di Musica Contemporanea) 」はギオーネ (Ghione) 劇場でモリコーネの作品を集めた室内楽の夕べを開催。
- 「ヌオーヴァ・コンソナンツァ」第27回フェスティヴァルでは現代芸術国立美術館 (Galleria Nazionale d'Arte Moderna) でモリコーネの作品に絞った室内楽コンサートを開く。
- バーリ・ニーノ・ロータ音楽ホール交響楽団を自ら振って映画音楽コンサートを開く。
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』 (1988) の音楽で「David di Donatello」賞受賞。
- BAFTA賞、第43回カンヌ映画祭のSacem基金賞、「David di Donatello」を受賞。
- シエナのチギアナ音楽アカデミー財団 (Fondazione Accademia Musicale Chigiana) が開いた「音楽と映画についての国際会議 (Convegno Internazionale Musica & Cinema) 」に出席。
- 1991年
- ルチアーノ・アルベルティ (Luciano Alberti) の要望で、チギアナ音楽アカデミー (Accademia Chigiana) はモリコーネとセルジオ・ミチェリ (Sergio Miceli) を招いて映画音楽に関する夏期講習を再建。
- 第60回チギアナ音楽財団 (The 60th "Estate Musicale Chigiana) は、ギラルディ (Ghirardi) 、ドナトーニ (Donatoni) 、モリコーネの作品を集めたコンサートを主催。
- 『みんな元気』 (1990) の音楽で「David di Donatello」を受賞。
- イギリスの音楽学者フィリップ・タッグ (Philip Tagg) はゲーテベルク (Goeteberg) 大学の名誉博士号をモリコーネに贈るよう提案。
- 1992年
- バーゼルの「映画製作国際セミナー (International Seminaire fuer Filmgestaltung) 」がハンスイェルグ・パウリ (Hansjoerg Pauli) とセルジオ・ミチェリを招いて行った映画音楽に関する講習会で、パーゼル市音楽アカデミー (Musik Akademie der Stadt Basel) は室内楽コンサートをモリコーネに捧げた(プログラムを彼の作品で構成)。
- ローマ演奏協会大学 (Istituzione Universitaria dei Concerti di Roma) の芸術委員会のメンバーに推薦される。
- 『バグジー』 (1991) がオスカーにノミネートされる。
- オスナブリュック (Osnabrueck) 大学とその音楽院が、音楽学者ハンス=クリスティアン・シュミット (Hans-Christian Schmidt) の先導でモリコーネ作品による室内楽演奏会を開催。
- モリコーネは第49回ヴェネツィア国際映画祭の審査員をつとめる。
- フランスの文化大臣ジャック・ラン (Jack Lang) がモリコーネに「Officier de l'Ordre des Arts et des Lettres (芸術文学勲章受勲者)」の称号を与える。
- モリコーネの業績に「Saint Vincent la Grolla d'Oro」賞が与えられる。
- 1993年
- フェルモ (Fermo) の名誉市民に列せられる。
- 『鯨の中のジョナ』 (1993) に対し、「David di Donatello」「Efebo d'Argento」両賞が与えられる。
- 第50回シエナ音楽週間 (Settimana Musicale Senese) で、モリコーネの「Epitaffi Sparsi」を場面の形式で上演。
- オランダのマーストリヒト (Maastricht) で、モリコーネの「十字架の道行き (Una Via Crucis) 」が完全な形で上演される。
- 劇場産業連盟 (Ente dello Spettacolo) から「Colonna Sonora」賞を受ける。
- 1994年
- ペトラッシにミケランジェロ賞が授与された際、短いスピーチを行う。
- アメリカの映画音楽保存協会 (Society for Preservation of Film Music) (SPFM) から功績賞 (the career achievement award) を贈られる。この賞がアメリカ人以外に贈られるのは初めてのこと。
- アメリカ作曲家・作家・出版社協会 (American Society of Composers, Authors & Publisher) (ASCAP) からゴールデン・サウンドトラック賞を贈られる。
- 母が88歳で亡くなる。
- 3番目の子供アンドレア (次男) が作曲の勉強を終える。
- 1995年
- イタリア音楽家自治委員会 (Comitato Autonomo Musicisti Italiani) (CAMI) がローマ歌劇場 ("Teatro dell'Opera" of Rome) で開催した会議に出席。テーマは音楽に於ける政治・経済問題で、他の出席者はミケーレ・カンパネッラ (Michele Campanella) 、ウト・ウーギ (Uto Ughi) 、ヴィットリオ・アントネッリーニ (Vittorio Antonellini) だった。
- 内閣諮問委員会議長ランベルト・ディニの提案により、イタリア共和国大統領オスカル・ルイージ・スカルファノはモリコーネに「Commendatore dell'Ordine」「Al Merito della Repubblica Italiana」を授与。
- 息子のアンドレアは管弦楽指揮で卒業証書を得る。
- リヴァプール大学でポピュラー音楽を教えるフィリップ・タッグはモリコーネに音楽での名誉博士号を勧める。
- 第52回ヴェネツィア映画祭 (the 52nd "Biennale del Cinema" in Venice) で、その業績に対し金獅子賞 (Leone d'Oro) が贈られた。
- CAM出版社と『ヴァラエティ (Variety) 』誌が新たに創設した「ロータ賞」を受賞。
■モリコーネ・リンク■
- A Fistful of Soundtracks
- 今日本で最も大規模で信頼できるモリコーネ情報 (ディスコグラフィーを含む) と言えば、ここ! (ウェブ・マスター:SEANさん) 他にもフランシス・レイなどヨーロッパの映画音楽が紹介されており、ヨーロッパ映画音楽ファンが集う掲示板も盛況。
- The Ennio Morricone
Fan Page
- オランダのファンが運営している英語サイト。その情報量は膨大で、経歴や演奏会用作品に関する資料も充実。本ページ作成にもずいぶん参考にさせて頂きました。

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更新日:2001/04/01; 7/14; 2003/4/19
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