バラモン教
Brahmanism 
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 古代インドの民族宗教。漢字では「婆羅門教」。
 聖典『ヴェーダ』を主体とする宗教で、司祭階級バラモンを尊ぶのでこう呼ばれる。
 4世紀頃にはヒンドゥー教へ発展・継承される。

〔教義〕 明確な教理はないが、梵我一如(ぼんがいちにょ)とウパニシャッド哲学に基づき、「ブラーフマン(梵)」と呼ばれる神から与えられた不滅の原理を最高のものとする。
 聖典『ヴェーダ』を天啓(シュルティ)として絶対視し、犠牲(ヤジュナ)を中心とする祭式を尊重、さらに司祭階級であるバラモン(ブラーフマナ)の特権的地位を強調。

〔主な神々〕 汎神論的傾向をもつが,最高神は一定せず,各祭式ごとにその崇拝の対象となる神を最高神の位置に置く。このため一神教・多神教に対して交替神教と呼ばれることもある。

〔聖典〕 『ヴェーダ』

〔代表的遺跡〕 寺院などはない。

〔文化史上の位置〕  司祭階級バラモン(ブラーフマナ)をカーストの最上位に置き、王族(クシャトリア)、庶民(ヴァイシャ)、隷民(シュードラ)の順に並べる厳格な身分制度を確立して、のちのヒンドゥー教社会を導き、インド社会に計り知れない影響を与えた。

前13世紀頃
アーリア人がインドに侵入 → ドラヴィダ系原住民を支配する過程でバラモン教の形成開始。

前500頃
4大ヴェーダ成立。この頃宗教としての形を整える。

後1〜3世紀
仏教の興隆に押され、振るわず。

4世紀頃
グプタ朝の繁栄下でヒンドゥー教へと発展 → 8世紀頃には一つの頂点を築く。
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©1998 早崎隆志 All rights reserved.
更新日:1998/08/31

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