フランドル楽派が完成したポリフォニーの様式の一つ。
ポリフォニーの理想の一つは、各声部の比重が等しくなることだ。そのためにはどの声部も同一の旋律で入って来れば良い。そうすればどこが主旋律でどこが伴奏かという主従関係はなくなる。 そのためルネサンス初期の作曲家は各声部に同じ音形を歌わせることを始めた。これを「模倣」の技法という。 フランドル楽派最高の作曲家ジョスカン・デ・プレは、これを全曲にわたるように拡大した。同一モティーフの模倣で全曲を統一する彼の手法こそ、通模倣様式のお手本である。